ポンデリング山田

ナイト・オン・ザ・プラネットのポンデリング山田のレビュー・感想・評価

4.1
ある一夜の、たった一度の人生模様

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ、それぞれの国のタクシーの中で起きるドラマを描いたオムニバス作品。

ロサンゼルスはラストのシーンが切なくて良い。ニューヨークの話は程よい熱量と笑いがあって好きです。パリは盲目の女性がクールで素敵。ローマはロベルト・ベニーニがただただヤバいやつ。ヘルシンキは逆転劇みたいで面白い。

どれもくだらない話ばかりだが、不思議と聞き入ってしまう魔力を持っている。

それにしてもウィノナ・ライダーの演技が凄かった。今作の前に出演していた「シザーハンズ」の可愛い少女とは裏腹にタバコを吸い思いっきり暴言を吐いていて、びっくりした(゚ロ゚)

初のジム・ジャームッシュ作品でしたが、面白かったです!