こう

ナイト・オン・ザ・プラネットのこうのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ローマ以外の話はどれも良かった。ローマは初っぱなからすべてが放送コードギリギリ(もしくはギリアウト。限りなくアウトに近いギリセーフ)。
故意ではないにしろ、殺人ではないにしろ、それ死体遺棄じゃないの…?それでいいのか?まあすぐバレそうですけど…

一番楽しかったのはニューヨークかなあ。義理の妹が出てきてからはセリフの大半がファック・ファッキン・ファックユー(笑)。ヨーヨーがいつも愉快に笑っているので、こっちまで楽しくなってくる。
ロスの女の子の人柄好きだなぁ。運転中にガムを噛むわ、タバコ吸うわ、トランクの荷物を雑に扱うわ、客が電話中に音楽を爆音で流すわ、自国のタクシーに慣れてる日本人からしたらどれも非常識と言われそうな行動の数々。でも話してみれば自分の人生設計をしっかり持って、現実を真面目に見つめている子。
パリの白目で演技する女優さんすごい。
運転手そんなに悪口言われるような人に見えなかったけどなぁ。オッサンたちにも女の人にもひどい謂われようだ…。
私は応援するよ。どんまい。
ヘルシンキは切ない…。子供を持った親なら誰しも子を失う恐怖を一度は味わうことがあるんだろうか?最初は文句ばっか垂れてたおじさんたちが、ミカの話を聞いたあと、一生懸命励ましてくれてたのが良かった。そう、夜明けはもう近い…。

素敵な映画だった。(ローマ以外)心に刺さる言葉も出て来て、自分の価値観に影響を与えられた気がする。
この映画に出会えて良かった。
こう

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