ぺんじん

ナイト・オン・ザ・プラネットのぺんじんのレビュー・感想・評価

4.2
ついに観たぞ、『ナイト・オン・ザ ・プラネット』!現代は”Night on Earth”なので、お洒落感を増した邦題も当時の日本のイケイケ感を感じさせてなんだか懐かしい。そして制作にJVCが入ってる…時代だ…
舞台はロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。それぞれの土地での、タクシー運転手と乗客の間でやり取りを中心にした短いストーリーをオムニバス形式でまとめた本作。
どの短編も落語的というか、大きなハプニングは起きないんだけど、会話の掛け合いとか微妙なすれ違いとかがクスッとする感じで楽しい!
5話あるけど、やっぱり1〜3話が好きかな。イケイケのウィノナ・ライダーのタバコ吸い姿がカッコいい1話を始めとして、運転手と乗客の関係性が変わっていくストーリーがどれもお洒落で身近でグッとくる!ちょっとロベルト・ベニーニが主演の第4話はちょっと微妙かな…ベニーニの魅力だけというか…
それぞれ結構寂しげなラストなのも良いね!酸いも甘いも噛み締めるような人間模様はやはり落語的!
90年代初頭の雰囲気が満点!シャレオツだね!フー!
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