postapocalypse

ナイト・オン・ザ・プラネットのpostapocalypseのレビュー・感想・評価

5.0
好きな人間の頭の中を構成しているものをもっと知りたくて昔からずっと観てみたかった映画
わたしが好きと思うものを生み出している人間が好きと思っているものを、まだ自分の目で確かめてもいない段階から既に手放しに好きと確信できてしまう、それくらいの好き
観終わってやっぱり好いと思った

オムニバスはストーリーの並びに作り手のセンスが出ると思っていて、ジャームッシュのこのストーリー配置、構成、これから始まっていくんだなとわかる始まり方、ああこうやって終わっていくんだなという終わり方、それをちゃんと感じられることが全部うれしい、たまらなく好き、

ロサンゼルスのストーリーは観る前から教養として知っている内容だし当たり前に大好きで憧れてしまう、これはさすがに少し吸いたくなってしまった
ニューヨークのお話本当に面白くて可愛くて泣いちゃいそうだった、みんなみんな愛おしいひと
ジム・ジャームッシュほんとに、、と思うのはコーヒーアンドシガレッツで演者が自分の名前の役を演じていたけど、ここでは本当に演者の実際の出身を役とリンクさせていて、(“東ドイツ”までする必要性ある??くらいの細かさ)少し手を伸ばして知ろうとしないと一生わからなかったリアリティがなんか本当に、ほんとに、、と思う

また、ちょっと思い出しただけを観なくてはな〜と思った、

これを好きでいるあの人の回路も、あの人の回路を好きでいる自分の回路も全部信用できると思える