OSHO

HOUSE ハウスのOSHOのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
4.2
超サイケデリックな映画。

狂っているという意味では、『時計じかけのオレンジ』や『ロッキー・ホラー・ショー』以上かもしれない。
風景が嘘っぽいのは『バービー』を彷彿させるし、
これが大林宣彦監督の変態さで、天才性なのでしょうね。

この映画を三浦友和・山口百恵映画と併映とはいえ、大々的に公開した1977年の日本の映画界も狂ってる。

女子高生7人が夏休み池上季実子の叔母の家に行くことに、その家は変だった…というか最初からすべてが変…というホラー。

当時18歳だった池上季実子さんを脱がせるのは、大林宣彦監督のいけないところ。主演女優は全員脱がせたがっていたらしいし…

当時、新人歌手だった神保美喜さんがずっとショートパンツで、これもお色気だった。
あとブレイクする直前の大場久美子さんが可愛い。

そして、オシャレ、ファンタ、クンフー等、役名がなく記号化している点も凄い。

辻褄とか合わせる気もないストーリーだし、本当は最低の評価をしたいくらいのクオリティの映画。
ただ、当時観ていたら、人生ベストにしている可能性もある…と思ってしまったし、低評価はできない。
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