わたしの好きなミシェル・ウィリアムズをこんな目に遭わせないでほしい…
これもまた行き止まりのロードムービー。もう寂しくてやるせなさすぎて見るのがイヤになるくらい(なので点が下がる)。静かに丁寧になにかを失い続ける様子は、フィクションの中だけのこととは言えなくなってしまった。いつかきっと何もかもうまくいくよ、ってフィクションの中でさえも言えない。完璧なラストだが、現実にはここで終わらせてもらえないことを見てる全員がわかっている。
手の中にこっそり握らされた紙幣の金額。自分を励ますためですらない鼻歌(音楽をギリギリまで使わないことの効果)。