かりん1

ウェンディ&ルーシーのかりん1のレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
4.3
監督 ケリー・ライカート2つ目の作品を見てみる

感想👇
監督 ケリー・ライカート

静かな森の中 鼻歌を歌いながらウェンディと犬のルーシーは、戯れている
ゆったりとした風景

全体を通して 画面は 緩やかで 『濁』
『濁』の画面って 落ち着く

《ウェンディ》

どう見ても 生活に大変そうな『ウェンディ』

ボロボロの車で 愛犬ルーシーと一緒に新天地を目指している!
旅の途中の出来事。

旅の途中 駐車禁止の場所に車を止めてしまったウェンディ
車の移動を手伝ってくれた親切な警備員のおじいちゃん。

突然 車が故障してしまい、途方に暮れてしまうウェンディ

修理してくれるところを探すが 運悪く 閉店時間になってしまった!

犬を外に繋ぎ 買い物をしているウェンディ

『が』

軽い気持ちで万引きしてしまい、警察に捕まった ウェンディ

スーパーに 置き去りにしてしまったルーシー(犬)💦

帰ってきたら ルーシーはいない!
必死で探すも 見つからない!

⚫︎この時のウェンディの気持ちは
どうなんだろう!
新しい生活を求めて旅に出たものの、この先の不安を抱えて たった一つの心のよりどころの 

ルーシーが『イ.ナ.ク.ナ.ッ.タ.』

《 これからどうすればいいのか》








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ここまでの流れで 
普通に生きていくのも大変なのに新天地を目指さないと生きていけないウェンディの人生。
これからも どれだけ大変な人生が待っているのか、又、無事に新天地に行くことができるのか、
見ているだけでも 苦しくなってくる。

ただそんな中で

親切な警備員のおじいちゃんの存在は見ている側もホッとする


ルーシーは 個人の家で拾われていた。
無事に見つかり、引き取りに行って見た情景は?
『広い庭』『のびのびと遊んでいるルーシー』

ルーシーの幸せを選んだ
『ウェンディ』

そして たった一人で新天地を目指す
今よりも 良い人生が待ってますようにと願うばかり...

何もないのに 『ホント』 何にもないのに こころが のびやかになる

『人を思いやる事』
忘れかけたそんな思いが 
静かに伝わってくる。

《日々の小さな幸せを感じさせてくれる。》

警備員のおじいちゃんが、お金を 持たせてくれた。
そのお札は くちゃくちゃで ..金額も...。

『じんとくる』

そして車の修理工場のおじさんも何気にいい人。

『人生って捨てたもんじゃあないな!
この世の中には 良い人も沢山いるんだな!』

そんな風に思わせてくれる 暖かくなる映画でした。💞
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    《本当の感想》

何か困ったことが起きて どうしたら良いかわかんない時。
この映画を見たら 何とでもなるような気がする。
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