SYU

蜘蛛女のSYUのレビュー・感想・評価

蜘蛛女(1993年製作の映画)
4.0
2021/08/05
監督ピーター・メダック
ゲイリー・オールドマン
レナ・オリン

【獲らえて、逃がして、また誘う。】

マフィアと繋がりを持つ悪徳刑事が、1人の女殺し屋と関わったことから、泥沼のような転落に陥っていく様を描く、サスペンススリラー。

J・ルイスでもう1本。

当時キレた演技をさせたら右に出る者はいなかったG・オールドマン、そんな彼をタイトル通り捕って食うかのような狂気の女殺し屋役を演じたL・オリンの凄まじい演技に度肝を抜かれた記憶。

撃たれようが、怪我しようが、まるでターミネーターの様に相手を追いつめる、鑑賞後あの不気味な高笑いが暫らく頭から離れなかった、特に車の中のシーンは怖いのを通り越してもはやギャグ。

やることなすことが裏目に出て、追い詰められていく主人公、自業自得とはいえ、最後は少し哀れに思え、個人的には過去鑑賞の中でもミザリーのアニー同様、最強レベルの怖い女性キャラに震え上がった一本。
良作です。

鑑賞日1994年頃、VHSにて
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