係長心得

パリ、テキサスの係長心得のレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
ゆったりとしたロードムービー。

広大な砂漠地帯を走る映像。寂れたモーテル。繁栄から取り残された田舎町。高台から見下ろすLA。ヒューストンのダウンタウン中心地のホテルからの風景。

映像が本当に素晴らしい。
ライクーダーの劇伴も気持ち良い🎵

ジャケットにもなっているトラヴィスの背中を振り返る姿、マジックミラー越しに登場するジェーンは、まさに運命の女性という感じで映画史上に残る美しさでした。

ストーリーについては、

どうにも、未熟で身勝手な親という印象が強く残り、トラヴィスの取った行動に至る心境を理解することが出来ませんでした。

空白の4年の謎も謎のままなので、モヤモヤが残ります。

それを差し置いても映像と音楽、そして雰囲気を楽しむオシャレ映画🎞として高評価なのは納得です。
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