デロング

パリ、テキサスのデロングのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
パリ、テキサスとは主人公トラヴィスが、そこに行けばすべてもう一度やり直せると思ってる場所。

テキサスの砂漠をひたすら歩くトラヴィス。しかし力尽きガソリンスタンドの小屋で倒れてしまう。そんな彼を弟のウォルトが迎えに来てロサンゼルスの自宅に連れて帰ることに。そこには4年前、自分が失踪し置き去りにしてしまった息子のハンターがいた。

なかなか父親を受け入れられないハンターはトラヴィスを責めることもなく、もう一度父親に戻ろうとするトラヴィスに徐々に心を開いていく。ダメ親父とは違って良くできた息子です。(^^)

やがて二人は妻であり母親であるジェーンを探すため再びテキサスに旅にでる事に。

寂れた街から街へと移動しながら不器用な男が息子との絆を取り戻していくロードムービーで微笑ましいシーンも沢山ありましたが、そこには家族の再生だったり、切ない愛の物語もありました。何故この家族がバラバラにならなければいけなかったのか2時間半淡々と進む映画ですが真剣に見入ってしまいました。

綺麗な風景とスライドギターの乾いた音がそれぞれの心情を現わしてるかの様で哀愁感があり映画にピッタリでしたね。それと何と言ってもジェーン役のナスターシャ・キンスターですよ!初めてみましたがめちゃくちゃ美人です!こんなキレイな人いるんだ!ってくらい美しいです。(^^)
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