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楽聖ショパンのkikkiのレビュー・感想・評価

楽聖ショパン(1945年製作の映画)
4.7
『別れの曲』。私はピアニスト15人の他、交響楽団のものと管弦楽伴奏のソプラノのCDを所持している程に、この世のクラッシック曲の中で一番好きな曲。映画では、他にも多くの名曲が実にドラマティックに綴られ、ショパンの人生をダイジェストで魅せてくれる。ジョルジュ・サンドとの出逢いと別れ、リストとの友情、故郷への想いが胸を熱くし、『英雄ポロネーズ』を奏でるショパンの表情は誇らしく、命を捧げるかのように力強い。何よりも恩師、エルスナー教授が素晴らしく、ポール・ムニの名演あっての作品でもある。"彼の命に代わるものはある?"「あるよ。彼の精神だ。人々の心の中に生き続ける」
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