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緋牡丹博徒 一宿一飯のbluetokyoのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)
2.9
女性が主役の緋牡丹博徒シリーズが、上手くいきそうだということで、二作目は、それなりに本腰になったみたいだ。
富司純子さん演じる緋牡丹お竜は、あいかわらずふにゃふにゃした感じだけど。鶴田浩二さんが出てくると、ぐっと引き締まる。
菅原文太さんは悪役なのか。

簡単にあらすじ。
上州の農民たちが借金取りのために苦しんでいた。戸ヶ崎組がなだめている。
緋牡丹お竜は戸ヶ崎組の客分になっている。
笠松組が生糸の元締めになって、女工たちをこき使って苦しめている。

戸ヶ崎はついに農民を苦しめる笠松組に殴り込んだが、逆に全滅してしまった。

一方、緋牡丹お竜は、そのころ、四国の熊虎組を訪ねていた。

緋牡丹お竜は急いで上州に帰るが、もはや、笠松組の天下になっていた。

戸ヶ崎組の親分はそれを見越して、娘のまちと菊地勇吉を結婚させて跡を継がせていたが、勇吉は単身で笠松組に殴り込みを掛けて、刑務所に入れられていた。

なんとか戸ヶ崎組を立て直そうと奔走する緋牡丹お竜。

笠松組は、そんな緋牡丹お竜を闇討ちにする。そこへたまたま通りかかった風間周太郎(鶴田浩二さん)が、お竜を助ける。
風間周太郎は、親分子分のない流れ者である。

緋牡丹お竜は単身、笠松組に乗り込み、勇吉を刑務所から出してもらうように頼む。そこにたまたま風間周太郎がいたりする。
どうだい、渡世人らしく、博奕で決めようじゃねえか、ということになり、丁半博奕。
緋牡丹お竜が勝って、勇吉は刑務所から出られることになる。

ところが、笠松組の親分、笠松はまちを呼び出して、郵便馬車の権利と交換に勇吉を刑務所から出してやると持ち掛ける。
まちはなにも知らないので、それで了承してしまう。ついでに、笠松はまちをレイプする。

勇吉は怒って、笠松組に殴り込みをかけ、逆に殺された。

緋牡丹お竜は、風間とともに、笠松組に殴り込みをかけ、皆殺しにする。
なお、風間は、狙撃されて死亡。

任侠ものとしては普通な感じだ。

あとで出てくる、梶芽衣子さんと比べてしまうと、富司純子さんは迫力もないし、ふにゃふにゃしているし、格段に落ちるな。
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