のすけ

恋しくてののすけのレビュー・感想・評価

恋しくて(1987年製作の映画)
3.9
再鑑賞。覚えていた割合3割‥
ジョン・ヒューズ脚本。
リー・トンプソン、エリック・ストルツ、メアリー・スチュアート・マスターソン。恋の三角関係であるこの作品において完璧な配役じゃないか。
やっぱメアリー・スチュアート・マスターソン好きだなー、あの気丈さと哀愁さが同居したような表情と演技。『フライド・グリーン・トマト』の彼女が好きだが、この作品ではドラマーというのがまたいい感じ。

「言うまいと思ったけど、こうなったら言うよ。今後はお互いあまり会わないほうがいい。2人とも頭に来る事ばかり。やり合うからだよ。会わずに懐かしむ方が、会って憎むよりマシだろ?お前に憎まれたくない。アタシにはドラムとお前しかないんだよ。あばよ」
ずっと切ない‥

ラストは切ないまま終わるほうが好みだけど、王道的な流れが80年代を満喫できる感じである意味良かった。
90分台でシンプルにゴールに向かう秀作。

ちなみに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ役はもちろんマイケル・J・フォックスだが、最初はエリック・ストルツだった。撮影する中でいろんな違和感があり5週間で降板となっている。そしてエリック・ストルツをスカウトに行った『ワイルド・ライフ』の撮影先で共演者だったリー・トンプソンが目に止まりロレイン役を獲得している。人生何がターニングポイントになるか分からないもんだ。