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劇場版 BLOOD-C The Last Darkのbluetokyoのレビュー・感想・評価

劇場版 BLOOD-C The Last Dark(2012年製作の映画)
3.0
冒頭から惹き込まれてしまうけど、だんだんとだれてくる。
無理やりにストーリーを追い求め過ぎているのかもしれない。

ということでストーリーである。
電車の中、挙動不審な男がいる。化け物になって急に目の前に座っている人に襲い掛かる。
車内はパニックになる。
乗客の中で一人だけ、如月小夜が攻撃する。
化け物は、一人の女性、柊真奈を掴んで、電車の外に逃走する。
その後を追う、如月小夜。化け物に追い付いて、化け物を刺し殺す。
現場に松尾と藤村が車で駆け付ける。柊真奈を助けて、車に乗せるが、成り行き上、如月小夜も車に乗る。
何ものかの車が追いかけてくるので、逃走する。
実は、柊真奈、松尾、藤村は、サーラットのメンバー。
サーラットを攻撃したのは、七原文人。実は、如月小夜も狙っていた。ということで、協力することになる。
七原文人が私立十字学園に現れるという情報。
如月小夜と柊真奈が私立十字学園に行って、激闘する。
柊真奈のハッキングで七原文人の居場所を突き止め、今度は、如月小夜が単身で乗り込む。
戦いの末、如月小夜は七原文人を倒す。終わりである。

サーラットの責任者である殯蔵人が、実は、七原文人の仲間で、勝手に反旗を翻して、倒される、というシーンがある。まったくの無駄な、というかいらないキャラクターであり、なぜ、登場させたのかわからない。
私立十字学園、突然、思い出したように、柊真奈が、その学校の学生だ、というのも、意味不明だ。

人物造形がとてもいい(空の境界だったりして)が、設定の底が浅すぎる。だから、ストーリーがとってつけたように陳腐な感じなのだ。
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