スコセッシ監督によるイエスの新解釈
劇中に仰々しい詩の引用などは殆どなく、人間としてのイエスの側面を描くことに力を入れている本作は意外にも親しみやすく、且つ他のキリストを扱う作品とは一線を画している。
神性と人間性の間で揺らぐイエスをウィレム・デフォーが本作でも怪演(?)
面白さは後半から急加速すると個人的に思いました、!
鑑賞後は『最後の誘惑』というタイトルにニヤけてしまう。結末はなんとなく『ジェイコブス・ラダー』に似てるなと感じた。ほんとになんとなく。
こーいう描き方できたか!!と思わされたハーヴェイ・カイテルのユダの熱演や、チョイ役だけど顔面つよいし存在感がものすごいデヴィッド・ボウイ(総督ピラト)も拝める、ちょっと長いけど一見の価値ありな映画でした