パン

最後の誘惑のパンのレビュー・感想・評価

最後の誘惑(1988年製作の映画)
3.5
かなり斬新な切り口で描かれる人間味の強いイエスキリストだ。 
中々賛否分かれそうな内容。 
孤独な一人の男性の葛藤を中心に物語が展開していく。

本作はスコセッシ監督にポールシュレイダー脚本とタクシードライバーのコンビによる作品なのだが、良くも悪くも他のスコセッシ映画と全然違う。
でも2016年の沈黙 サイレンスに少しだけ似てるかな。

キリストを描いた映画は数あるが、個人的にメルギブソンが監督したパッションこそ最高傑作だと思ってる。
だがこれはこれで全く違う視点のイエスが描かれていて興味深い内容ではあった。 

聖書も当然読む人によって解釈が違うよな。 
キリストの磔シーンでちゃんと左右にデュスマスとゲスタスが配置されていて安心(?)した。
映画内では細かい解説とかないので鑑賞前からある程度は聖書やキリストの知識がある人向けに作られた作品になっている。
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