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キネマの天地のktyのレビュー・感想・評価

キネマの天地(1986年製作の映画)
4.0
1933年ドイツが国連を脱退した年から翌年の蒲田の制作現場の群像劇。戦争が少しずつ近づく世相が緊張感を加える。

有森也実の可憐さと、父親役の元旅芸人の渥美清さんの別格の凄み😆エンドクレジットに最初に渥美さんが記載されたのも納得。

四人の一流の脚本は、各俳優の見せ場を用意するのに必要だったのだろうし、それに答える役者さんの熱演も素晴らしい。個人的にはハナ肇さんの貫禄と、中井貴一さん宅の特高の現場のやりとりが好きです😊

『鎌田行進曲』の松坂慶子と平田満の元気いっぱいの演技が本作では芝居の円熟度を感じました。役者さんも現場で鍛えられるんだなと感心しきりです🙂

NHK BS
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