抹茶マラカス

グリースの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

グリース(1978年製作の映画)
3.2
ストーリーなんてほぼない青春ミュージカル。かつてはこれがアメリカの一般的あるいは理想的な青春だったのかと思うと何とも言えない気持ちになる。
 どうしても解せないのはOPで飾らない2人が出会って真実の愛を誓いあって別れた、とミュージカルシーンで回想までしているのに、サンディはその姿を捨てちゃうこと、そしてその動機。違うじゃん、変わるべきなのは周りのイメージを優先しちゃったダニーじゃん。
 そういうことで、序盤は鉄板ラブストーリーに流れていくと思ったのだが、なんとなく険悪にするためだけにケンカしてる印象で、そのせいで仲直りもすげー雑。それでも真実の愛ってそういうもんだと言われたらそうかもしれないが、であればなおさらサンディは変わっちゃだめな気が。ありーのーままのーすがたーみせるのよー。