抹茶マラカスさんの映画レビュー・感想・評価

抹茶マラカス

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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

2.5

サイドAでテーマをはっきりさせたせいで溢れた素材を全部入れただけの雑然としてテーマも何もない、それでいて河瀬直美が主張しまくった、実に面白くない映画。アスリートもバンバン出てくるし、2編に分けるなら2>>続きを読む

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.7

女性の活躍っていうところにかなりフォーカスしたサイドAになった。おじさん連中が序盤は多いが、次第に画面を、そして競技で見せる女性への連帯はメッセージとして相応しい。
また、無観客が大きな特徴である今回
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ポゼッション(2012年製作の映画)

3.5

愛するFC東京が今シーズンからポゼッション、ポジショナルプレーに戦術を変えたのでまあ見ておこうと思っていた映画。ボール保持という意味はこの映画には無かった気はする。いや待て、ボールを持たずに練習したバ>>続きを読む

KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

3.3

なんだったんだ一体…
プリティーリズムシリーズを見てないから話題になっていたのは知ってたけどスルーしてたキンプリ、気付くとキンプリといえばジャニーズの世界になってる気がする。でもそれは、きっとこの映画
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

齢30にして何者にもなれるとまだ信じている、というか何者にかになってしまうことへの恐れをいろんな手法で見せていく。ヨアヒム・トリアーにしては編集のテンポが早いけど、12章もあるのでぽんぽんいってくれて>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

100本ごとに名監督。2100markの今回は実は見てなかったエイリアンシリーズから、今なお現役リドリー・スコット御大を。

クローズドサークル、宇宙でのそして誰もいなくなった作品はそこそこ見てきたが
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怪盗クイーンはサーカスがお好き(2022年製作の映画)

4.0

怪盗クイーン。超懐かしいコンテンツだ。死ぬほど読んでた青い鳥文庫のミステリと言えば、パスワードシリーズと夢水清志郎シリーズが二大巨頭で、後者の著書の別シリーズが怪盗クイーンだ。
オールヴォワール夢水く
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コリジョン:交錯する運命(2022年製作の映画)

3.2

なんだろう、絶妙に面白すぎないし、つまらなすぎない、ぐらいのびみょーな感じ。
冒頭で交差点で事故ってる中で銃を構えて、みたいなオチを見せておいてそこにどう向かうか、なんだけど群像劇的なのにそんなに群像
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Adam by Eve: A Live in Animation(2022年製作の映画)

2.9

実写とアニメとMVと。全部の要素を入れたら全部が中途半端というか、個々としてはいいのかもしれないが、繋がりを全く感じず一つの作品にはなっていなかった。
あとごめんなさい、どうしてもあのさんの発声はバラ
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残された楽園 オカバンゴ・デルタを生きる(2022年製作の映画)

3.5

ボツワナにある記念すべき1000件目の世界遺産。オカバンゴ・デルタ。
7ヶ月の乾季と5ヶ月の雨季がある湿地帯は、多様な生物の集う自然地帯。
群れを追放されたメスライオンや水を求めて家族で移動する仔象な
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バスタブで死んだ私(2018年製作の映画)

3.0

サンセット大通りをやります!な始まり方をするんですけど、時代に取り残されたグロリア・スワンソンに比べると、どうにも小粒で、現代におけるなんらかのアディクションへの警鐘にも弱いし、真相をぼかしてるつもり>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

思うてたんと違う!!
それは夜にやってくる、とかいうからそれなりの覚悟をして臨んだが、ポストアポカリプスの超低予算スリラーって感じ。
Itが何を指すのか、といえば2つの家族の間に生じる摩擦の原因、いわ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

前編では不機嫌な橋本愛が見たいです、などと言いましたが不機嫌な松岡茉優が見れて大満足です。

さて、秋の終わりに届いた不穏な手紙はあれど、別に大きな物語が訪れるのではなく、またも日常を過ごしていく。
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

橋本愛が出ているので嫌いな訳もなく。
田舎の暮らしを美味しく観れる心温まる作品だが、私が大好きなのはね、不機嫌な顔の橋本愛なのです。不機嫌でいてくれ、というのはあまり良い願いでは無いですが、ちゃんとし
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

遺伝子操作が当たり前の世の中。だから、あらゆる疾病や障がいを避けられる世の中になっている。その中で主人公はデザインされていない存在。そんな彼が、寿命が30歳とこの世に生を受けて直ぐに診断された彼が、タ>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.5

ビヨンドSNS社会的なディストピアSFかもしれないが、基本的につまらなかった。エマ・ワトソンが全ての日常を晒すのは半分ぐらい進んでからだし、そこからの起伏もほぼない。平坦。そりゃそうだろって感じのこと>>続きを読む

デモリションマン(1993年製作の映画)

3.1

すっかり未来に(って言っても2035年?とかだったけど)なって、冷酷な殺人犯と彼を追いかけて逮捕したけど犠牲者を出した刑事が冷凍刑務所から解凍される。
圧倒的に知性を高めた結果、トイレの紙の代わりに貝
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若草物語(1994年製作の映画)

3.7

グレタ・ガーウィグの料理の仕方はすごいな、と改めて感嘆することに。
ウィノナ・ライダーは光ってるけど、ジョーとしての印象が中盤までどうしても強くない。
全体的に、4姉妹とか家族っていう方向にまとめてる
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.4

𠮷田恵輔だ。実に𠮷田恵輔だ。だが、ポップで、かなり見やすい。岸井ゆきのとムロツヨシの演技も相まって、クズなのに笑える方のクズだし、唐突に暴力の匂いがするところは𠮷田恵輔だけど、でもYOUTUBEに取り>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

どこで撮っても是枝監督になるなーという凄さ。またも擬似家族ものだけど、そこには善意の第三者の声、観客の位置に置く刑事コンビの存在と行動がこの映画の最も重要なテーマを表している。
完全なペ・ドゥナ、最高
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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.8

コーダみたいな感じで、フランスの団地に住む少年が音楽に出会って自己を獲得していく。障がいこそ絡まないが、フランスの団地というスパイスで描かれる格差、家族愛、美しい南仏の景色、格差の際立つオペラ音楽、と>>続きを読む

ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.7

シャルル・ド・ゴール暗殺を依頼された殺し屋ジャッカルの物語。
殺し屋としてしっかり準備していくのと、それを追いかける警察の地道で有効な捜査のせめぎ合いが楽しい。ド・ゴールが死なないのは史実なので(死ぬ
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.3

なんなんじゃこりゃ…
はっきりと2部構成で、前半はロビン・ライト御本人がスターとしての限界を迎える中で、今後演技することの一切を禁じる代わりに自分をスキャンさせて映画に出させる、というもの。身体的なコ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.5

クソ忙しい日、シェフはプライベートに問題を抱えるが、それでも開店。必要書類は書けなくて等級は落ちるし、従業員は遅刻したり、サボってたり、客は面倒な奴らばかりだし、独立前に働いていた店のシェフが評論家を>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.2

ファーストガンダム第15話を長編化。やはり間延びはしているし、ガンダムと戦争、という本質的なテーマに実は関わる回を映画化したのに、戦争からの脱色を狙いすぎていて、それで良いのか、と思ってしまう。

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ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.6

うっわ、きっつい、これ面白いと思ってるの…から始まったんですが、だんだんあれ?車に乗り込ませるアイデア、どう暗殺するか、見せ方が好きじゃないだけで悪くないぞ?EX-ARMか?と思ったらEX-ARMに失>>続きを読む

かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

3.4

ジャンル変わるうううう!
学校でいじめられ気味な2人の女子の緩やかな友情を描いてる感じから、喫煙とかそういう若干の大人への逸脱、みたいなところ行って、そっち行くの!?!?ってなる。
飴と鞭で人は動くん
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.8

全部嘘なのか。
こんなに映画についての映画だとは思わなんだ。だったら500本ごとに映画についての映画、っていうのに取っておいたのに。次から次へと映画という世界の中のジャンルの海を泳ぐように渡り、様々な
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サボタージュ(2014年製作の映画)

3.2

午後ローの録画で見たから、高田延彦みたいな声の人と三四郎小宮みたいな声の人が…と思ったらどっちも御両人で笑った。三四郎小宮は流石に浮いてたかな。高田延彦はまだ頑張ってた。
で、すっかり忘れてた、お話は
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.4

「プラトーン」で始まり、まんま「地獄の黙示録」な映画撮影部隊はうっかり本当の戦争に足を踏み入れてしまう。
景気の良い爆薬騒ぎが実に愉快で、ダイハード感ましまし。ただ、コメディ俳優が本人も頭の悪い感じな
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

若者に対して高齢者の比率が多すぎる日本。財政負担を考え、75歳になると安楽死を選べる制度が可決。ここで大事なのは、権利としての安楽死ではなく、システムの側がベルトコンベアで死に送り届けようとしてくるこ>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.3

映画としては淡々となされる会話を見ていられる上手さは感じるのだが、内容にどうしても時代を感じてしまう。本人不在で進む縁談、男性優位社会における「あの頃」を克明に記録した感じ。

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

1.7

ドラマ版での定番と言えるカメラに向かってタイトルを書くやつもやらなければ、シャーロック・ホームズとしての力量はまるで見せず、謎解きが中盤から始まるミステリとしての崩壊具合。BBC制作のカンバーバッチの>>続きを読む

泥の河(1981年製作の映画)

3.8

うどん屋を営む一家。新たにやってきた住人は船で暮らしていた。
戦争の影響が色濃く残る状況で、子どもたちの交流を描いてはいるんだけど、仲良くなれそうで自分と他者は決定的に違うんだってことを初めて知ること
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

刺々しい。日本を股にかけた連続殺人犯の半生を追う映画だが、物語は彼が捕まっているところから始まる。
淡々としているようで、ドロドロしたものを感じる不思議さ。殺意は淡く、色気は濃い。終始威嚇してるように
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恋は光(2022年製作の映画)

4.2

恋とは何ぞや?的な恋愛映画は割とあるが、哲学的に考えるだけじゃなくて、そこに視覚化のヒントを増やしたことで面白さが抜群に増した印象。出演者誰もが輝きを放っていましたねー。誰派か蹇蹇諤諤なのでは??>>続きを読む

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