抹茶マラカスさんの映画レビュー・感想・評価

抹茶マラカス

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映画(1192)
ドラマ(56)

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.2

韓国映画のお決まり、おじさん刑事が根気と情熱で頑張る話。サイコパスみのある殺人犯が自分にだけあと7人殺したと自供して…。設定だけなら『凶悪』と似ているが、どうやって事件を証明して、有罪にもっていくかが>>続きを読む

悪の偶像(2017年製作の映画)

3.8

ひき逃げ事件の加害者の父ミョンヒと被害者の父ジュンシク。それぞれがそれぞれの目的で消えた被害者の嫁リョナを探す。追う者だった彼らがチョン・ウヒが怪演を見せるリョナの登場と共に立場が変わり追われ、気付け>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.6

あのゴッホの名画がそのまま動く!夜のカフェテラス、タンギー爺さん、カラスのいる麦畑、星月夜、オーヴェールの教会…etc。マグリットやエッシャーと違い、印象派の油絵を動かすのはまず背景だけで凄い労力であ>>続きを読む

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.9

ベトナム戦争の悲しみを具現化した存在、ランボーがちょっとエンタメ化してきた戦場をもう一回「リアル」な戦場として見せつける。
2.3作目では戦争の部品として育ってしまったランボーと、そこに漬け込む大佐(
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.3

うーんリドリー・スコット流石である。大阪を舞台にしているのにちっとも商人の匂いがせず、ブレランとアウトローの雰囲気が満載である。
死を覚悟した松田優作も凄いが、とにかくこの作品は高倉健だと思う。まず英
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.1

POVとフェイクドキュメンタリーの実験作。最初の最初だから、不完全さ、粗さが目立つのは事実だ。
理解不能な現象に対する恐怖よりも、集団遭難の罵り合いが多く、ホラーとしては成立していない気がするし、どう
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

4.0

アルマゲドンは5回ぐらい見て毎回泣いてるのに見てないな、と思って見たら3回目ぐらいだった。津波の父子のトコ、見覚えしかなかった。
この手の終末ものに於いては、派手な描写、演説、立ち向かう小さな勇気が大
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.6

オーソドックスな西部劇な印象。これやったからコーエン兄弟はバスターのバラードみたいな変形の西部劇もやったのかな。
今やスターと呼べるヘイリー・スタインフェルドが父親を殺した犯人を追うためにアウトローな
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カルテル・ランド(2015年製作の映画)

4.2

撮れちゃった系ドキュメンタリー。戦場を撮らせれば今んとこトップランクのマシュー・ハイネマン監督作。
ボーダーラインなんかで描かれた麻薬カルテルとメキシコでの自警団の戦い、及びアメリカ国境側の自警団の模
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.4

ランボー3作目はアフガニスタンが舞台。これまでと違い、ベトナム戦争の英雄としてのランボーのゲリラ戦はそこまで生きないはずだが、相変わらず無双。
ただ、またも相手はソ連だし、新鮮味が失せてきているのも事
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.3

ボルダリングを頑張る高校1年生の小寺さんを中心に周囲の人物たちが頑張るを覚えていく、桐島とちはやふるをミックスしたような青春映画の新たな傑作。
冒頭でキャラ見せしてから視点を散らし、再度合流させる脚本
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.4

7つの人格を持つ中村倫也のうち、火曜日が主人公。水曜日になっても中身が火曜のままで、あたらしい世界こんにちは!!な感じ。なんか思ってたほどサスペンス感は無い。とにかく中村倫也の魅力でずーっと引っ張る。>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

49年版で予習はしていったので時系列シャッフルには耐えれたが、それは予定調和に向かっていくだけでシャッフルの意味が…ないとか思ってすいませんでした!オルコット自身をジョーとして描くラストでシャッフルに>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

面白いんだけど、別に別格というほどじゃなかった…期待値上げすぎたかな。
アバンタイトルの強盗からのカーチェイスでテンションをいきなり最高に持っていき、2回目の強盗までそれは持続したがまあ30分が限界で
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.4

大体イメージしてたランボーのコマンドー感はここからなのね。火薬やら銃器やら弓矢!?え、弓矢の殺傷能力高くね!?
まさにHomeであるジャングルでのゲリラ戦なので戦闘では負ける気がしないのだが、ちょい暗
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その住人たちは(2020年製作の映画)

3.7

職を失って高級住宅の部屋を手放した男が、その部屋の新たな住民の生活を覗きながら部屋の奪還を図る。
 視点となる主人公は完全に自分が広告デザイナーとして売っていた「夢の生活」に囚われており、その為にはあ
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.4

ワインスタイン問題で音沙汰の無かった期待作がついに公開。私自身はコロナが深刻化する前の3月の試写会で拝見していたものの、そこから公開延期にもなり可哀想な作品です。
さて本作はエジソンとウェスティングハ
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サイボーグ009 怪獣戦争(1967年製作の映画)

3.1

初代劇場版を引き継いで超音波で世界中を破壊する怪獣と対峙。当然背後には倒したはずのブラックゴーストが…。
なんかミュートスサイボーグ編をベースに原作だと0010だったプラマイ2人組を0011にしてるし
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サイボーグ009(1966年製作の映画)

3.0

思いっきり子ども向け。だから、人でなくなったゼロゼロサイボーグたちが人として戦い、人としての幸せを願うのが面白いのに単純な勧善懲悪になっちゃった。やっぱ、そういう視点の濃いミュートスサイボーグが1番好>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

まさにクリヘム無双。ソーの時より強い気がするクリヘムが血だらけで戦う。
 話は単純で、バングラディッシュの麻薬王に誘拐されたインドの麻薬王の御子息を奪還&送り届ける、それだけ。連れ出してからトラックを
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.6

本来は劇場公開だったはずが、まさかの機動力でネトフリ独占配信に。確かにこれは劇場で見たかった。
 本当のことを言えない、本性を現さないを意味する「猫をかぶる」「仮面をかぶる」をまさかの文字通りにするこ
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

あまりに酷い警察や保安官の仕打ちにベトナム戦争がフラッシュバックしたランボーが暴れ回る!
コマンドーみたいに乱射してるイメージだったけどもっと暗くて重く、またテクニカルな戦闘もしてる。
ランボーの視点
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ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.4

ポーランド産サスペンス。まあ「セブン」が近い、見立て殺人みたいなもんだ。微妙なところが多いんだけど、嫌いになれない。
 牛皮にくるまれる、馬2頭で引き裂き、公演中のオペラの舞台上で炎上、ドラム缶の中で
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.2

ブラック・クランズマンより強烈に個性を主張している頭とラスト。地獄の黙示録見といてよかった。ジャングルに進むにつれ狂っていくプロットや途中途中の構図はまんま。
 タイミングがぴったり合ってしまったが
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あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)

3.9

尊い。とうといを超えてたっとい。ラブコメだったり、恋愛モノは大概ログインよりも神視点で見てしまうのだが、もはや菩薩視点だった。
百合で括るよりも普遍的な恋と自己表現の物語で、あれを言いたいけど言えない
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.1

うーん、ノリが合わないとダメね。楽しいピコピコサウンドにファミコンおよびコミック的演出が続く。
何の為に戦うのかハッキリしないからだらだら続く感じが否めないし、まあ主人公が悪いもの。戦闘や勝敗のルール
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.2

動機解明がキモのドイツ法廷モノ。
犯人役は続・広野の用心棒のジャンゴこと、フランコ・ネロ!冒頭、血の足跡を残してエレベーターから出てくる模様はまさにジャンゴ!彼の哀愁だけで全編に釘付けだ。
それを踏ま
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.3

これは…一体何を見たんだ…
とにかく圧倒される壮大な描写。火薬やら美術やらもう一体いくらかけたっていうんだ。ヘリが軍に持ってかれたとか、台風でセット全壊したとか、凄い話は聞いていたがここまでとは。
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.8

モロッコで事件に巻き込まれてロンドンで解決!って話。
交渉人真下正義のシンバルで爆発する爆弾はコレのオマージュだったんだな。やっぱヒッチコックはもっと見なきゃだ。
そのシンバルの登場するコンサートホー
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

緊迫感皆無!恐ろしいほどの間を恐れない日常系ゾンビ映画。真顔でい続けるビル・マーレイとアダム・ドライバーが本当に最高。
ただ、近年のゾンビを否定してロメロのゾンビに多大なリスペクトを払い、現在の個人主
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囚われた国家(2019年製作の映画)

3.9

エイリアンが地球を侵略してから9年後のアメリカを描く渋いSF。派手な描写は殆どなく、地味にフラフラ進んでいくが、散在していた視点が収束していき一つの達成がなされた時、それは『1987、ある闘いの真実』>>続きを読む

ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)

4.4

夢を追う人間に絶望と希望を与える短編モキュメンタリー。
多様どころの騒ぎでは無い表現方法で、漫画劇画アニメクレイ実写と何でもあり。スパイダーバースより上かもしれない。登場人物がそれぞれの画力や嗜好で描
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どうぶつ宝島(1971年製作の映画)

3.5

緑、青、黒と色とりどりの海が鮮やかで随所に原画に入ってる宮崎駿&森康二コンビの匂いを大変強く感じる。特にコメディ描写は思いっきりギャグに寄せて子どもは大喜びでは無いだろうか。
海賊が舞台なので、陽気な
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

4.7

圧倒的な可能性と未来への希望を感じる傑作。特にアバンタイトルでの狼との戦闘、オオカマスとの対峙は凄まじい。どんだけカロリーをかけるんだ!原画陣は宮崎駿に森康二、小田部洋一奥山玲子夫妻とレジェンド揃い。>>続きを読む

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.6

ベトナム帰還兵を出征前からPTSD、そして立ち直って反戦運動に身を投じるまでを描く。
 ベトナムでの戦争描写は徹底しており、それなりのトラウマをロンの人生に与えることは納得できる状態だし、負傷後の海兵
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争をジメジメ暗く極限で描く。体感的には雰囲気は「野火」が近い。
父親殺しの話であると同時に、戦場の極限を味わせるため、まあ見ていて暗くなること。ラストでも言われるように、戦う相手は北ベトナム
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