このレビューはネタバレを含みます
一番怖くてお気に入りはやっぱり『ヒサオ』
幽霊が出てきてバーン!といった作りではなく、淡々と息子ヒサオに語りかけるお母さん。
最初はちょっと小うるさいお母さんなのかな?程度なのだが、話が進むにつれて過干渉すぎるお母さんに気持ち悪さを感じつつ、どうやらヒサオは生きていないことがわかってくる。
「仕事も辞めて時間も出来たから、これからはたくさん話そう、いろんなことしよう。」と首を括る終わり方には感動すらした。
ちなみに最初の話で「異常なし ただし男1人」の報告書は、中山市朗先生の話していた件(くだん)の話に似ている。