森田和敬

恐怖への旅の森田和敬のレビュー・感想・評価

恐怖への旅(1943年製作の映画)
5.0
オープニングの長回しで傑作を予感したら
見事に大当たり

セットの撮り方からして
多分低予算だと思うんだけど
全く感じさせない簡潔な説明と
船内が舞台となる中盤の
少なくない登場人物の完璧な整理
グレアムの命を狙う人間の上品な出し方も好き

ラスト10分の対決のテンポが70年前の作品とは思えない素晴らしさ
ホテルの外壁を見事に使った追跡も見事
森田和敬

森田和敬