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息もできないのsunのレビュー・感想・評価

息もできない(2008年製作の映画)
5.0
どうしても観たくて400円出して視聴しました。

暴力を振るう父への激しい怒りと憎しみを抱き大人になり、社会の底辺で生きるサンフンはある日、心の傷を隠しながら生きる勝気な女子高生ヨニと出会う。理由もなく強く惹かれ合う2人…

国際映画祭、映画賞で25以上もの賞に輝き
製作・監督・脚本・編集・主演ヤン・イクチュンの初長編監督作品。
とても素晴らしい作品でした。

しかし、韓国って不思議な国
最後、キムコッピ演じる女子高生ヨニが、チンピラとなり大暴れしてる兄を見つけてしまったところでエンドロール。
そのヨニが立ってる後ろには日本と変わらないネクタイをしたサラリーマン風の人たちが行き交い、ヨニの見つめる先には戦後なのかと思いたくなる出店、そして暴れるチンピラ。
江南区に住む人たちとは、国も時代も同じだとは思えない。

ヤン・イクチュンは韓国社会の底辺だと言われてる人たちの映画を作ったわけだけど、その理由が知りたい。
社会問題として映画をつくっているのか、それともこの手の話題は売れるからなのか。
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