息もできないの作品情報・感想・評価

「息もできない」に投稿された感想・評価

motomi

motomiの感想・評価

4.0
いつだって、女は前を見て歩き続け、
いつだって、男は目の前から顔を背け、
生きていく。

その愛らしさよ。
遊戯

遊戯の感想・評価

4.1
耳に残る「シバラマ」。
唐突に始まる理解不能な男女の掛け合いに?が浮かぶが、映画が進むとその掛け合いが愛しくも苦しい、息のつまるものに感じられた。主人公から脇役まで、全登場人物の感情が見終わったあとに雪崩のように押し寄せてくる良作。悪循環を考えれば考えるほど苦しい。
ttt

tttの感想・評価

4.5
素晴らしかった。暴力的な内容なのに、品があり、愛のある映画でした
この作品、DVDが出始めた頃に見て強烈な印象を残しましたが、また久しぶりに見たくなって7〜8年ぶりの再見となりました。

この作品を見てると嫌でも耳につく「シバラマ」「セッキ」といういけないワードを覚えましたので、今回 久々に見て主人公のサンフンの口からシバラマが発されると、期待通りにサミュLがマザファカ言ってくれた時のような喜びが込み上げてきましたよ。

そんなこんなで、口を開けばシバラマと暴言を吐き、日常的に暴力を振るいまくる借金取りのサンフンは、悲惨な子ども時代を過ごし心に拭いきれない大きな傷を抱えて、憎しみと怒りを纏って生きてきた。
自分にも周りにも未来にも期待せず、女性にも暴力を振るうほんとにクズな人間でありながらも、そのようにしか生きられないどうしようもなさ、不器用さが見てるうちに愛おしく思えてくるんですよね。

この人だってほんとは幸せに穏やかに生きたいはず。
誰かを信じ、愛され、信頼されて生きたいはず。
暴力で人を黙らせていく事でしか人と関われず、誰かにそのままの自分を理解し受け止めてもらう事なんてなくて、ヤケクソのような人生なんですが、お姉さんや甥っ子に対するぶっきらぼうな愛情を見ると、この人の中にはちゃんと優しさや人間性が残ってるとわかるし、高校生のヨニとの出会いによって、その本来サンフンが持ち合わせていた人間的な感情がじわじわと染み出してくる感じに、気付けばサンフンにすごく感情移入して、ヨニもサンフンもどうか幸せになって欲しいと願うような気持ちになっていました。

ヨニの家庭も悲惨で、どこにも自分の居場所がなくて、でも家族を見放すこともできずに、辛抱し、精一杯強気でいても、逃げ出したくなったり、どうしようもない怒りや悲しみに襲われたりもしたでしょう。

サンフンと出会い、友達というのも恋人というのも当てはまらないような奇妙な関係だけど、なぜか一緒にいると孤独が癒されたり、笑顔にだってなれたり、泣けるようにもなって、二人とも自分の心に蓋をして生きてきたけど、その蓋をそっと開けられるような存在になった、そんな魂の触れ合いがとても美しかったし切なかったです。

監督であり脚本や編集などもやりサンフンを演じたヤン・イクチュンがほんとに素晴らしかった!
ああいう底辺のチンピラの実在感がすごいです。
あのシャツのチョイス、歩き方、タバコの吸い方、シバラマの連発、しばき方…。
昔の辰吉みたいな雰囲気でした。
ほんとにガラの悪いどうしようもないチンピラなのに、なんか時々かわいく見えたりする不思議さもあり、ほんとに心に残る素晴らしいキャラクターでした。
あと、後輩のチンピラが来てるセーターの柄がいちいち秀逸で目が離せませんでした 笑。

それにしても、韓国人はジャージャー麺が好きだなあ!
いろんな映画で出前なんかのジャージャー麺を見ましたが、たいてい麺が塊みたいになってて、ちょっと伸び気味な感じもして、それをズルズル言わせながら食べてるのですが、毎回あまり美味しそうに見えないんですよね 笑

ヤン・イクチュン監督が必要に迫られて自分のために作ったという本作。
監督が自身の抱える心の闇を見つめ、それをこのような素晴らしい作品へと昇華させたというのがすごいです。
どんな人なのかすごく興味がわいてきました。
ヤン・イクチュンの作品もいろいろ見てみたいです。

119
良い事は少ないがこの映画を作ったヤン・イクチュンは凄い!製作など様々こなして映画からこの映画に賭ける思いが伝わった。

このレビューはネタバレを含みます

映画好きな方にオススメされて鑑賞してみました✨
まず、いやいつも思うんですが痛いシーンがどうしてここまで好きかなと思うんですね、韓国映画(^-^;
銃撃戦とか爆破とか、キレの良いカンフーキックではないんですよね。
あくまで素手で、鈍器で、血生臭さ全開です💦
私は血生臭シーンが苦手なのでかなり暴力シーン早回しで最後まで観せていただきましたが、いや確かに、心にズシンとくる作品でした。

暴力の連鎖。
幼い頃暴力を受けた人間が、成長し暴力を振るう人間になる。

主人公サンフンは、愛する家族、母と幼い姉を父の暴力により奪われる。
やがて暴力的な借金取りとなった彼は、自分が受けた傷をまた暴力として他者に還元していく。
その暴力がまた新たな暴力の連鎖を生み、やがては因果応報の如くサンフンに戻ってくる。
被害者であった筈のサンフンがやがて加害者に、そして新たな被害者が加害者へと変容していく。
まるで化学反応の如く連鎖していく人間の暴力性というもの。

非常に深いテーマだと思います。
esという映画に描かれた人間の残虐性を検証する心理学実験も、看守と囚人という役割を与えられた被験者達がやがて自己抑制ができなくなり実験中止となったように、あるところに暴力の存在が許されると、その残虐性はより増殖され、人間の間で連鎖していくのです。

無論、幼い頃の父の暴力に怯え幼い姉と母を守れなかったサンフンには、生まれ持っての暴力性はなかったでしょう。
暴力は連鎖し、学習され、新たな被害者を加害者に変容させ、まるで疫病のように蔓延していく。

サンフンの苦悩は、我々人間の苦悩そのものであるかもしれません。
日本でも幼児虐待ニュースは後を絶ちませんが、韓国は父権性が強く女性の権利意識が西欧諸国と比較してかなり遅れているお国柄もあり、この映画が共感を持って受け入れられ高い評価を得たのではないかと思います。

ふと、是枝監督の、『誰も知らない』を思い出しました。
また、主人公の女子高生のキム・コッピの演技も非常に良かったですね✨
gojyappe

gojyappeの感想・評価

1.5
あとちょっとでめでたしめでたしだったのに…
哀し過ぎる幕切れで苦手
導いてくれる人が居ないと…悪いと
ああいう育ち方になるのかな?
怖い
主演で監督さんの役者さん
この映画の印象が強く焼き付いちゃって怖くしか見えない
そんな役者さんじゃないらしいんだけどw
いきなり「あばずれ」って呼び方
どこで覚えたんだろう???
Hquuuu

Hquuuuの感想・評価

4.2
とにかくやばい

孤独で行き場のない人たちの話。
暴力でしかものを伝えられないタイプの人。笑
なんだろう、この映画ほんとにすごいなんでだろう。「カンチョリ」と同じくらい見てて辛かったです。

韓国映画を最近ずっと見てるけど、この人たちずーーーーーっとタバコ吸ってるから自分もタバコ臭くなってないか確認してしまうんですが。
azusa

azusaの感想・評価

3.8
悲しいほどに不器用。

愛を知らないが故に、愛し方が分からない男。
ラストは切なかったです。
でも、こういう人って案外多いんじゃないかな。
pe

peの感想・評価

4.0
"息もできない"じゃねーよ、息なんかすんの忘れてたわ!!!
目を背けたくなるシーンが多いし、暴力を通しての愛情表現とかなんかもうめっっっちゃもどかしさを感じた


家庭環境が複雑な男女のストーリー
年の差も社会的立場も違う2人だけど、徐々に惹かれあってく、、、

、、、、、、




冬だしコタツでほっこりしたい


ラストは衝撃的すぎてもう2度目はイイっす、ほんとイイっす、ツライっす
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