息もできないの作品情報・感想・評価

「息もできない」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 借金の取り立て屋で誰に対しても暴力をふるう最低男の主人公と彼に道端でいきなりぶん殴れた女子高生。主人公は家庭内暴力で母と妹を失くしていて、ヒロインは弟の家庭内暴力に悩んでいて、全く違う環境にいた2人がしだいに心許していく。

 全編、手持ちカメラに冒頭から暴力シーンの連続で息もできないです。そこからも回想で主人公の身近な人が殺されたり、ヒロインと弟が会えば喧嘩するという暴力が映し出されます。
 そして家族を恨む主人公たちが疑似家族のような形になっていって心を許していくが丁寧に描かれいきます。お互いの心を解放して涙する2人の夜のシーンは美しくて印象的なシーンでした。
 
 日常が暴力な男は携帯を持っていなかったけど、後半になって携帯を手にする。今まで人との繋がりを拒否してたのが、変化していく。あれだけ許さず暴力をふるっていた父親にも父親が死にそうになるとパニックになりながら父を助けようとする。うまくいくかな? と思ってたら、さすがはエンタテイメント。障害が発生してしまいます。 
 1つ1つのシーンが長くて130分が長く感じる部分もありましたが、絶対に感情移入できないであろう主人公が最後には魅力的に思えてくる不思議な映画でした。

 けれども、やっぱり主人公とヒロインの出会いは暴力で出会いますが、ヒロインは殴られてから普通に話して近づいていくのも、ありえないと思うし。物語が転がりはじめるのは、ヒロインの弟が主人公の取り立て屋に入るところからだと思いますが、そこに至るまでが長かったです。そしてその弟はある暴力を振るって逃げますが、その後普通に取り立て屋として働いていて、警察はこの映画にはいないのかな、とかリアリティの部分で入り込めない映画でもありました。 
 
ま

まの感想・評価

-
人は変わろうとしても、暴力は暴力によって滅びるっていう、典型的な悲劇。

色々な境遇の「息もできない」が詰まってる。
peito

peitoの感想・評価

3.8
あゝ荒野のバリカン健二があまりに良かったので視聴。

自分の行動は、過去見てきた他人の行動の鏡。
暴言と暴力は自分に返ってくる。行かないでと言われたら、他人の膝にすがることもできる。彼女の振りをされたら、父の振りができる。

「天使みたいなのが空から落っこちてこの世界で生きるとしたら、悪い事もたくさんしてしまうと思うんだよ、純粋過ぎてどんな色にでも染まってしまうんじゃないかってな」という東京グールの台詞を思い出す。

印象に残ったのは、漢江でサンフンがヨニの膝を借りて泣くシーンと、学芸会での甥っ子の笑顔。

最後は暴力が返ってくる。殴る側も殴られる側も、息の根を止められる。
些

些の感想・評価

3.4
ずっと見ようとしていた作品
初韓国映画

とにかく暴力・暴言
止まらない胸糞悪さと負の連鎖
でもただそれだけではなくて、本当に息が出来ないくらい心に来る物がある

彼が初めて笑ったり、泣いたり
チンピラにも強気な彼女も取り乱したり、泣いたり
言葉は少なく不思議な関係だけれど、それがまた良い
様々な感情に触れた
なんとなく社長が好き
じに

じにの感想・評価

4.0
ㆍ이해도🌕🌕🌕🌗3.5
ㆍ처음부터 끝까지 ㅅㅂ라는 말이 엄청 많이 나오는데 같은 욕이라도 항상 그 뒤엔 다른 뜻이있는 것 같다고 생각했음
ㆍ둘이 항강에서 우는 장면은 감동적임
ㆍ사람을 바꿀 수 있는건 사람이다
그건 좋은 뜻으로도 나쁜 뜻으로도
ㆍ부모님한텐 잘해야 됨
ㆍ말이 부족하지만 본 사람이 어떻게 느끼는지에 따라 달라서 재밌음
愛を知らない男と
愛を夢見た女子高生
傷ついた二つの魂が出会った
正真正銘の大傑作
傷だらけの声で訴えてくる
世界が泣いた 世界が震えた

今回再びみてクリビツだったのは主演の俳優が監督だったんですね!この人日本語ペラペラらしす
SBN

SBNの感想・評価

3.1
重い映画はまだまだ僕には早いようです。韓国映画はバッドエンドしか見たことがない(笑)
主人公がサッカーの井手口選手に似すぎていてワールドカップが楽しみになりました(彼出てないけど笑)
31monks

31monksの感想・評価

3.1
タイトルの入り方がかっこいい。さりげなく全体のテーマのひとつを冒頭に、しかも比較的コミカルに呈示して、あとはひたすら張り詰めたトーンなのがよかった。キム・コッピかわいい。
『あゝ、荒野』のヤン・イクチュン"バリカン健二"役がとても良かったので、監督までやってるこの作品に興味を覚えた。

タイトル通り『息もつけない』。

やり場のない怒り、常に何かを待っているのに何も変わらない日常に対する焦燥感、絶望、堕落、それでも後ろから棒で突かれ走らされる毎日。

不勉強ながら、アメリカだけでなく韓国にもベトナム戦争の傷跡が色濃く残っている事を初めて知った。
その影の下に暮らす人々は、なかなか日向に出られない。いくつもの家庭が簡単に壊れ散らばっていく。負の遺産を背負い込まされた者はたとえ年端も行かぬ子供だろうが、容赦なく重くのしかかっていく。耐えきれず潰れる者や、暴発する者が後を絶たない。

そんな境遇の者たちが本人は知らないうちにいつの間にか寄り添い合い、互いに寄りかかって新しい家庭が出来上がる。
ただ、そのカスガイ役となった本人が、そこにはもういない。

"腹が立つ、腹が立つ、何か知らんけどホンマにムカムカ込み上げてくる"

新しい家族の未来にすら負のサークルの影が落ちる。

いや、それでも人は生きていく。
misun

misunの感想・評価

3.9
膝枕で泣くシーン。互いに何故泣くかの説明がないのがすごい。サンフンがどうやって死んだのか、ヨニへの説明もないからすごい!
いつも説明できないことばかりなんだ。
ただ、学芸会に行く約束ってのは急に日曜ドラマっぽいですね。
>|