ハレルヤ

さよならゲームのハレルヤのレビュー・感想・評価

さよならゲーム(1988年製作の映画)
3.6
破天荒な新人ピッチャー、エビーの教育係になったマイナーリーグの中年キャッチャーのクラッシュ。この2人と知り合った野球好きの教師であるアリーとの恋愛模様を交えて描くヒューマンドラマ。

ケヴィン・コスナー主演の野球をテーマにした映画といえば「フィールド・オブ・ドリームス」。まさに名作ですが、そういえばこの作品もあったことを忘れていました。笑

今回初見ですが、ケヴィン・コスナー以外にもスーザン・サランドン、ティム・ロビンスと今も大活躍中の名優が揃っていた事を初めて知りました。

80年代らしいムーディーな雰囲気。メジャーリーガーになれなかった男の哀愁がひしひしと感じられる内容です。日本でもそうですが、野球で活躍できる人といえば、全体で見てもほんの一握り。才能はかなりあってもメジャーリーグまで登り詰める人なんかごくごく僅か。ほとんどの人は本作でのクラッシュのようにマイナー止まりだと思います。

そんな人々に焦点を当てた本作。監督のロン・シェルトンも実際にマイナーリーグで野球選手だった事もあり、選手目線でのストーリー進行に説得力が感じられました。

ただ全体的にはかなり地味。熱い野球の駆け引きはあまりありませんし、ドラマ要素もそこまで感動するほどではなく。なのでどっちつかず的な印象がありましたね。もっとどっちかに振り切った方がもっと楽しめたかも。
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