たな会No02

瀬降り物語のたな会No02のレビュー・感想・評価

瀬降り物語(1985年製作の映画)
4.0
神保町シアター「スクリーンで楽しむ山岳映画の世界」にて。人間の無常さですね。それがわかってるからこそ、山の民であるショーケンは光石研を許したんじゃないでしょうか。滝をバックにバックでやりまくる本能的なシーンや、娘のために藤田弓子が鬼気迫るシーンもその無常さゆえに思えました。ショーケンが失恋した自分の息子に「こい!」とか言いながら、ぶつかり稽古みたいに転がすシーンはおもろかったですよ。ショーケンの抑えた演技が自然とマッチしておりとてもかっこよかったです。