yusukepacino

戦後猟奇犯罪史のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

戦後猟奇犯罪史(1976年製作の映画)
2.8
東映実録犯罪映画の1本で西口彰事件、克美しげる事件、大久保清連続殺人事件をモチーフに描いた3話立てのオムニバス。
立板に水の如く捲し立てるレポーター泉ピン子。間の抜けた音楽。緊張感はそれほどない。映画『復讐するは我にあり』よりも前に西口彰を扱った映像だがそちらには遠く及ばない出来。大久保清とされる人物役の川谷拓三がヤバすぎ。取調室での迷演?が最高。彼を見るための映画。笑顔の裏側にある狂気。性的倒錯で許してはいけない。とにかく3話目だけ本気度が違った。2話目の克美しげる事件は急遽追加されたもので内容は薄く時間も短い。最低最悪な男達。無実な女性は浮かばれない。実録モノだけあって個人的にこういう作りの映画はちょっとなという感じ。今は無理だろうな。
yusukepacino

yusukepacino