ネジ式タロウ

ジェニファ 涙石の恋のネジ式タロウのネタバレレビュー・内容・結末

ジェニファ 涙石の恋(2003年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自然や人物も含めて、画面に描かれる色彩が豊かで、なんて美しい映画なの!
優しい。心にも眼にも優しい。

もうジェニファ可愛いよジェニファ!
隠れて隆志を見てるとことか、隆志に怒鳴られてションボリ帰るところとか、川の向こうでオロオロして走ってくとことか、もうとにかく可愛いって何回も言った。

正直、何も起こってないの。
父親を殺した過去を持つ少年と、孤児院育ちの少女。
何かこう、少年が少女を守ろうとして、思わず暴行事件を起こしてしまうとか、そんで町に噂が広まっちゃって…とか、そういう悲しい展開来ちゃうのかなぁ…と怖々観てたら、全然。こんなに何も起こらないと思わなかった。

少年と少女が恋に落ちたってこと以外、特に重大なことは何もなかったぜ!

全体を通して、山田孝之の語りで綴られていくんですが、山田の声はイイよー。ものすごくいい。
あと、この頃の山田が神懸かり的に美しい。