モナリザが微笑なのは歯並びが悪いから説。
ブルース・ウィリスが自ら練り続けてきた企画を4000万ドルの製作費をぶち込んで作り上げたアクション・エンターテインメント超大作! という触れ込みの、何とも微妙なコメディ映画。
あくまで個人的に感じたことだけど、まあギャグがとことんスベってる。人間関係も思いの外ゴチャゴチャしていて、微妙に分かりづらい。
基本的には全編通してコミカルなんだけど、人の死にざまは結構エグかったりする。
ストーリー原案を手掛けたブルース・ウィリスのギャグセンスは自分にはちょいと合わなかったが、ハドソンとトミーの関係は良かったし、なによりブルース・ウィリス自身が楽しそうに怪盗を演じているのが微笑ましい。その姿を見ていると、現在の彼の容態が容態なだけに、こみあげてくるものがある。
そういえば、なんかシルヴェスター・スタローンに似ている人が出てるなーと思ったら、実弟のフランク・スタローンだった。
余談だけど、本作をモチーフにしたファミコンソフトが存在する。内容は敵やトラップをかいくぐり、お目当てのお宝を盗むという横スクロールアクション。
操作する主人公はどこをどう見てもブルース・ウィリスには見えない二頭身キャラで、武器は映画では一度も使っていないソフトボール。これを投げて敵を倒したり、場合によってはスイッチに当てて仕掛けを作動させるなどして先に進んでいく。
まあとにかくうざい敵といやらしいトラップのオンパレードで、なかなかの高難度なゲーム。自分は一つ目のお宝すら手に入れられない。
そういえば『ダイ・ハード』もファミコンにあったなあ。原作再現度はファミコンにしてはかなり頑張っているけど、これもかなり難しいゲームで、映画ではなかなか死なないジョン・マクレーンが、ゲームではコロコロ死んでいったな。
この二作、どこぞの課長に挑戦してもらいたいが、おそらく許可下りないだろうな。