1962年のイギリスの映画。
ウラジーミル・ナボコフの小説が原作で、ナボコフ本人の脚本でスタンリー・キューブリックが監督した作品。
(だけど、ナボコフの脚本が長過ぎて映画にすると7時間以上にもなるからキューブリックが自分の脚本でほとんどつくったんだって笑)
私は原作を読んでないけど、97年のエイドリアン・ライン監督の方のロリータが大好きだからこちらのキューブリックのロリータにはあまり惹かれなかったな。
キューブリック独特の冗長なセリフのクレア・キルティはすごかった!
だけどちょっとくどさというか、長いな。って素直に思ってしまった(笑)
私はそこよりもっとハンバートとロリータの関係を観たかったな。
クレア・キルティが強烈すぎたのかなぁ。あと、クレア・キルティの嫁ね。ずっとアダムスファミリーのママ(ティシュ)に見えてしかたなかった(笑)
そしてハンバート...ほんとに、あなた。もう。どんだけゲスいの!?
ロリータのママもママだけどあれはさすがにちょっと可哀想だったな...
一番哀れなのはハンバートなのかもしれないけど、自業自得だよね。
スー・リオン演じるロリータの登場シーンは最高に素敵だよね。
97年のドミニク・スウェインが私は好きすぎるけど、スー・リオンもかわいい。最高。
撮影時のリアルな時代、60年代のアメリカ(撮影はほとんどイギリスらしいけど)とか、その時代を感じれるのはやっぱりいいよね。
だけど、こんなに話つまらなかったかなぁ?
なんかすごく長く感じました。
話もそうだけど、服や髪型や部屋の感じとかロリータの飲むドリンクのストローや小物やおじさんをほんろうとする雰囲気は断然!!エイドリアン・ライン版ロリータが好きだと改めて実感。
ごめんよ、キューブリック。
DVDのジャケットは、好きだよ!