アリバイ

女系家族のアリバイのレビュー・感想・評価

女系家族(1963年製作の映画)
3.8
年末年始に見るものではなかった。親戚に会いたくなくなる笑
キャスティングがお見事。京マチ子のふてぶてしい船場女感、実際にいそうすぎる。
こういう話はやっぱり筋が通ってる人が結局勝つことになるんだな。
つまり、遺産云々の話が出る前に、自分の欲しいものを見極め、それをどう行動で父親に示していたかで決まると言える。
うじうじして、長女だから〜とか後継が〜とか言っている人が一番うまくいかない。
そういう意味では特に深く考えていない三女はスッキリしていたし、愛人が誰よりも父親の心情に訴えかける行動をしていたのだろう。大番頭は惜しかったと思う。愛人の方が1枚上手だったな。
そして沈黙は金。特に騒ぎ立てる下品な人がいるときには。
と、こんなことを語りたくなるくらい没入してしまった面白い作品だった。
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