AAA

ガールのAAAのレビュー・感想・評価

ガール(2011年製作の映画)
3.4
恋に仕事にハラスメントに大忙しの平成中期の女性たち。

その価値観が社会に浸透し出し、それが持つさまざまな側面が露呈してきた当時は、それでも1人の人間として力強く生きていく価値観こそが至高で正義として扱われていたが、そこから更に10年経った令和の今現在、本作の要潤の様なザ・男根主義みたいな人間はもはや論外なのだけれど、祖師ヶ谷大蔵での殺傷事件の犯人の証言でもあった様に「幸せそうな女性を見ると殺したくなる」など、根底に潜む差別意識への言及がまだまだなされていないなとこういう映画を見て感じる。

潜在的に根付いた差別意識は根深い。
AAA

AAA