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王立宇宙軍 オネアミスの翼のreitengoのレビュー・感想・評価

3.6
ナメて鑑賞。服のダサさに驚くものの80sの匂いが散りばめられていて印象深い。カルト宗教ブームの雰囲気や地上げ等バブルとソレに対する反逆心、そして制作陣の若さー生真面目さ。そして女性不信。男女が明確に役割が別けられ女性に対する理想さー少女に対する孤高さ崇高さが興味深い。

そして字体や名前が異文化として収まるよう徹底されているのは驚きだった。ソレに対して服装や食事、性欲への感覚はすごーく日本と同文化なのも面白い。どういう線引ー設定だったんだろ。

CGがほとんどなく維持・ヤセ我慢のようなセル画の連続。そしてブレードランナーや2001への憧れも80s。音楽は素晴らしく坂本龍一の仕事の中でも上位に入る出来だと思う(いくつかの作家と分業した結果、というのも面白い)。青臭い名作。
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