王立宇宙軍 オネアミスの翼の作品情報・感想・評価・動画配信

「王立宇宙軍 オネアミスの翼」に投稿された感想・評価

タイトルでSF物かと思っていたが、そうでなく少しガッカリしたが、なんだかんだ最後まで魅入ってしまう作品だった
製作コストとエンタメ性が釣り合ってなさげ。ラストの作画は結構すごい。
かつて人類がバビロンの空中庭園に抱いた憧れはすっかり宇宙へと変わってしまった。
そしていつかその宇宙も太陽系を出て
無数の銀河系へと変わっていくのかもしれない。 
だとしたらそれは人類の領域が広がった証
しなのだろう。
ホリエモンこと堀江貴文さん推薦の映画。宇宙好きにはたまらないでしょうね〜主人公に感情移入しますね、ロケット発射前とか。
Netflixにて鑑賞
2020年 419本目

もうひとつの地球「オネアミス王国」を舞台にし、国のお荷物扱いの宇宙軍に入っているシロツグが人類初の宇宙飛行を目指す映画。
下記のような哲学的なセリフが多買った印象です。
「この世のものは全て誰かが必要としているから存在しているんだ」
この映画の魅力はやはり作画でしょう。後半のロケット発射の場面はAKIRAに凌ぐ名シーンであると感じました。
dauny

daunyの感想・評価

3.7
こことは違う別の地球で作られた歴史映画という感じ。まぁ話はとりたてて面白いってほどでもないが、この地球でスプートニクが宇宙へ進出したその時を切り取ったように、あの地球で初めて宇宙へ旅立った瞬間に立ち会ったような感動がある。

食事や衣服や習俗にメカ、果ては宗教や言語まで何もかもがオリジナルデザイン。まぁ元ネタはあるんだろうけど、それでもここまで作り込むかというレベル。工場かね、実写かと思ったが、あれも描いてんだな。オーパーツレベルの技術だな。

ガイナックス制作と見てまさかと思ったが庵野秀明作監とは、なんていうか時代だな。キャラデザは貞本義行だけど貞本絵はパッケージだけやな。

ところてん、バイクの水平乗りはロマン。
まぬ子

まぬ子の感想・評価

5.0
最高、もう語りつくせないくらいめちゃくちゃ良かった。作りこみが神懸かってる。

監督スタッフが当時平均24歳と聞いて震え上がったけど、その内訳が若かりし頃の庵野秀明、貞本義之、音楽は坂本隆一と聞くとなんだか納得してしまった。BGMの80年代感もめっちゃよい。
設定が細部まで行き届いていて、ほんとすばらしい世界観。電車の券売機まで、いちいちワクワクしちゃう。スタッフが本当に好きなものを、精魂込めて制作した様子が目に浮かぶ。

絵柄の古さに尻込みしてたけど、いざ観てみたらすげーハイセンスで驚き。美術の素晴らしさよ…
巨匠たちはこの頃からこんなすごいもん作ってるんだなと思うと、先見の明にひれ伏すわ…最近よくある無理にCGねじ込んだ微妙なSF映画なんて、むしろ遅れてるんだなと思い知らされる。

技術進歩と貧しさ、信仰、文明と戦争、、
文明や技術進歩の裏には、犠牲となる人々がいる。そうまでして、進歩する意味はあるのか。進歩は罪深いことなのか。
哲学的な問いかけは悩まされつつも、とてもすきなテーマだった。
SF作品の技術進歩ゆえの社会格差は、たまらなく心揺さぶられるんだよなぁ。キラキラ文明世界と隣り合わせに、貧しさや信仰があり、ネオン街や雑然とした市場が描かれてる世界はたまらなくすき。

「文明が戦争を生むのではない、戦争によって文明がつくられたのだ」という将軍のことばが深く刺さる終わり方だった。


時間がとれず、1日2.30分ずつ小分けして観たけど、噛み締めたくて鑑賞後すぐに2周目の再生ボタンを押した。今週これしか観てないな笑


空軍の戦闘機に乗せてもらうシーンは開放感があってすごくよかった。3DでもIMAXでもないのに、重力が感じられる。すごい。

# 97/2018
temmacho

temmachoの感想・評価

3.5
まともにロケットすら飛ばしたことの無い金食い虫のお荷物集団「王立宇宙軍」が、その存在意義を示すため史上初の有人宇宙飛行を目指すお話。

…アニメ狂の関西の大学生が自分たちの納得するアニメを作ろうと、大学を中退し会社を起こして作られたのがこの作品(の前身)。
そしてその会社が「GAINAX」

今観ると設定や作画の出来も良く、宇宙開発モノのストーリーとして及第点はある良作です。

しかし公開当時の時代の流れか興行的にサッパリで、GAINAXは莫大な借金を負う事となり、その後ヒット作を連発するも会社は傾いていった…

趣味で始めたのに負債を抱える事で経営を強いられ辞められなくなった彼ら。
今なお一線級として活躍するが、彼らの人生はそれで良かったのかな。
漫画の映画はディズニーと 宮崎駿 以外見たことがない。
期待したが色々なキャラクターがまぜこぜ気味。
私好みではない。
Keiseihhh

Keiseihhhの感想・評価

4.7
この作品に好評を入れなくてどうして日本映画、日本アニメを語れよう。言わずと知れたガイナックスのデビュー作であり、当時無名の若者たちが一見いともたやすく既存の文化の枠組み、壁を乗り越えたような快心の作品である。音楽は坂本龍一を中心に作られており、完全な異世界を描いたこの作品を彩る彼の音楽は生涯におけるベストワークの一つに入るだろう。監督山賀博之は当時20代そこそこの若者であり、この一作だけでその名はピークに達してしまった。ロケットの離床シーンにおいては庵野秀明が作画を担当し、その仕事ぶりはまさにアンビリーバブルである。また制作に携わった岡田斗司夫が映画会社との予算交渉の際、当初予定していた額にこっそり大幅に上乗せして見事通したり、またこの作品には実は余り関心がなかったと思わせるかのように、庵野秀明がのちに刊行された特集本で、制作に関わった感想をただ一言「勉強に、なりました」と残しているなど外野でのエピソードも枚挙にいとまがない。現在それぞれのジャンルで頂点を極めたかのような人々、クリエイターのそれぞれの原点であったのは間違いないだろう。森本レオの名演も外せず、声優陣の奥行きのある演技はこの作品を重厚なものにしている。また今作は「若者と大人の世代を超えた協力」というテーマが一つ掲げられていながらも、この作品を歓迎し評価もしていた宮崎駿が「大人が一人も出てこない映画」と評したのは見逃せない。加えてこれだけ手間暇かけて描いたのは「地球は青かった、だった」とも言う辛辣な外野がいたのも付記して差し支えないだろう。だがしかしこの映画はアニメ映画の最高峰に位置する作品であり、自国の文化を世界に発信しようという意気込みに満ちていた日本の先駆け的な映画であったのは確かである。ルーズでダサかっこいい序盤と中盤から後半にかけての緊迫感、どこを取ってもほぼ非の打ち所がない、いや打ちたくはない、ポイントは現在最高得点の4.7を記録する大傑作。
>|