とり

大列車強盗のとりのレビュー・感想・評価

大列車強盗(1972年製作の映画)
3.7
ジョン・ウェインの後期というかほぼ晩年に近い西部劇。
やっぱりジョン・ウェインは一流のスター。間違いない。
彼が登場した途端に特別感ある映画の空気が流れる。年をとって出腹になっても内側からにじみでる西部の男気質。
ラストの大爆発以外はわりと地味めな作品だけど、ウェスタン映画の面白さはばっちり詰まってる。
広大な砂漠や険しい山並みの景色も見ごたえがあるし、馬を乗りこなすガンマン達のカッコ良さもたっぷり。
時折交わされる会話も粋で温かい。
素朴で実直だけど自由に生きる西部の荒くれ者たちって憧れます。
ストーリー自体も彼ら同様単純明快で難しいことは一つもなく、雄大な気持ちになれること間違いなし!
リーダーとはかくあるべきだと行動で示してくれるジョン・ウェイン。脇を固める男たちも皆いい奴ばかり。
謎の追っ手の一匹狼のおやじも超カッコ良くてニヤニヤしてしまう。
ラストに待ち受けるドンデン返しも含め、とても爽やかで大らかな映画でした。
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