飴

ファイト・クラブの飴のレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.9
最近見た映画で一番傑作。

ブラピ目当てでこの作品を視聴したが、本当に面白かった。正直ブラピが格好良かったかとかは今回の感想に入らない(格好良さなら『セブン』が一番)。
まず、映像の撮り方が好きだった。これは『セブン』(同監督)でも思ったことだが、非常に凝っていて、見ていて楽しい。
そして、主人公の独白も、端々の言葉のチョイスがすごく好きだった。小説を読んでいるような気分になり、映像の面白さも相まって、引き込まれた。
なによりも脚本。伏線の回収が丁寧かつ面白い。序盤の何気ないぼやきや出来事が意味を持つ。ちょっとした違和感が納得に変わる。それが爽快。本当に上手くできていると思う。
終わり方も個人的に好き。
破壊的なのにオシャレ。リアルなのに非現実的。汚いのに美しい。大変面白かったので、この監督の作品は他も見たいと思った。

そしてこの映画から学んだ、ちゃんと寝なきゃ、と。
飴