ずっとNetflix にレコメンドされており、気になって視聴。
とてもオシャレな映画でしたね。
なんか身体のリアルな感覚が失われてきているこの時代にあって、より刺さる映画になってるんじゃないでしょうか。
病気を持っていないまでも、私たちはどこか主人公の彼のようであり、タイラーへの憧れがある気がしている。要は北欧の家具だったり、心の豊かさを物質的な豊かさで補って何とか体裁保って生活してるけど、手触り感のなさをどこかに感じながら生きてるんではないか。
タイラー的な、刹那的ではあるけど自由で身体の感覚を伴った生き方は誰しもが理想だと思うものだよな…関係ないかもしれないが、私が劇場で観る芸人さんに対して抱く感情と近いものがある。
脇道に逸れてしまったけれども物語の展開的にはそれにとどまらず伏線の回収なども見事でした。他方向から楽しめる作品だと思います。