koumei

ファイト・クラブのkoumeiのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.5
消費社会に疲れた不眠症の主人公がある日ぶっ飛んだ奴に出会い人生が変わっていく話。
めちゃくちゃ自分好み!
抑圧からの解放、消費社会批判、サブリミナル効果、二重人格、記憶喪失、まさにこれぞ90年代というテイストが詰め込まれている。
最初観た時はここまであからさまにブランド信仰の消費社会を批判してたことに気づかなかったが、改めて見返すとかなり露骨だった。
ブラピが映写機でサブリミナル効果の話をしているのが、ブラピ自身も冒頭2回もサブリミナルで出てくるし、最後のシーンでも実はサブリミナルで思いっきりペニスのカットが出ていてこれは笑った。
サブリミナル効果自体がまさに消費社会批判になっているし、テーマは一貫しているが、やはり普段抑圧されている主人公がブッ壊れていくあたり、途中記憶喪失気味になっていくのも90年代っぽくて好きだなぁ
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