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ファイト・クラブのAoのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.3
この映画が20世紀に作られているのか、驚く程に新しいな

あぁ〜喧嘩してぇ、街中で勝手気ままにゴルフしてぇ〜ってなる、
嘘ですダメです絶対に

編集・映像表現が兎に角格好良く、冷蔵庫の爆破原因であったり何かを辿る描写がスリリングで良かった

皮肉交じりの冗談の掛け合いも面白く、不謹慎ではあるが笑った部分も多かった
アニメ映画に一瞬だけポルノのコマを挟むの笑っちゃった

ところで昨日、「害虫」「月光の囁き」に代表される塩田明彦監督に授業でお会いした。彼は、自分の映画を見て何か強烈なメッセージを感じ取ったり学ぶ必要は無いと言っていた。ただその映画を通して、他人に対する共感力.想像力そこから繋がる精神の自由を感じて欲しいと言っていた。
とはいえ、私はメッセージ性のある映画も好もしい。
ファイトクラブという映画は、
格差が広がりライフスタイルに消費される人間社会への風刺と、理想と現実の狭間で自己を見失ってしまう人間精神を表している面がある
映画において、精神の自由とメッセージ性、どちらも高い水準で表現しているのがこの映画だと思った


てか、絶対もう1回見た方が面白いわ
あとプロダクトプレースメントどうなってんねん
映画の趣旨に合わないものばっかりやん笑
Ao

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