Aoさんの映画レビュー・感想・評価

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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

フランスジョークって日本人からするとちょっと冷や汗な部分もあるけれど、
むしろ障がい者だからと言って変な線引きをせずに、これくらいの距離感で接するマインドセットが今の世の中には必要だと思った
何もかも
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

つまらない映画だと思う人もいるだろう
ただ、「この映画は本当につまらないのか?」と疑うことに本質的な価値があるのでは無いか
日々の豊かさとは、愛とは、生きるとは
壮大な哲学は日常の中に潜んでいる

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.7

友人に薦められて鑑賞

物にも自然物と同じように魂が宿っている

私はバリスタをやっているが、扱う機材などの無機物にも魂を認め、心で話しかけるようにしている
尊敬する先輩がそうしていると聞いて、これが
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.8

もちろんこっちの方が古いけれど、どこかエヴァンゲリオンに似ているものを感じた

自由とは、幸せに生きるとは
映画見ながらもずっと考えてしまって、話に追いつけなくもなった

ラストは衝撃的

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

原題がmeet Joe Blackで、その邦訳がジョーブラックをよろしくって素敵な表現....

ブラピの人格の演じ分けが凄い、声色や口調だけで人物がわかる。
それにかっこよすぎる、時々本田圭佑に見え
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

トラベリングのリアリティから最後の走り書きの描写、当時の原作では知れなかった宮城リョータのエピソードなど、原作ファンからしても目新しさを感じる内容で、本当に観てよかったと思う。
スポーツ漫画において、
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

4.0

「哲学の授業は取れ、正解がないから楽勝だ」って台詞が好きすぎる
大切な事をこのフランクさで伝えてあげられる良い大人になりたいなと思った

あとは、DICKENSみたいなバーが街には欲しい。意外と日本に
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

この映画は観終えた後に思わず一緒に観た人と言葉を共有したくなる。「あの描写迫力凄かったね」「流石にあれはやりすぎで面白かった」「ちょっとあそこだけ泣けた」とか。
物語それ自体は、分かりやすい勧善懲悪で
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激突!(1971年製作の映画)

4.0

スピルバーグの処女作と薦められて鑑賞。
お金のかかっていない作りにも関わらず、少ない要素でここまで気持ちを揺さぶる作品は珍しい。逃げる車とトラックでカメラワークを変えることで著しく臨場感を演出していた
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

永遠はない
と言うように、こうして打ち込んでいる文字も綴る言葉もネットだからいくらでもあるように見えて限りがある。
人の一生の中で、自分が伝えられる言葉にはきっと限りがあって、それが相手に伝わることっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

地球地図を追っていく描写、酔いそうになる。

自分が体験する立場にあれば面白いエピソードだよね。色んな人間が色んな生き方をしてる、それだけで面白い。
たまに、自分は自分一人の生き方しか完全に追えないの
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

どんな人間も心に痛みを抱えてる
自分の痛みを知りながらも、相手が痛みを克服するのを傍で助けるようになる
そうして人は成長し大人になっていくのだろう

思い返してみれば私の母も、私たちの生活の細事に関し
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

ハイファッション含めファッションに没頭する人は誰しも一度は、ファッションとの付き合い方距離感に悩んでそれを取り巻く経済状況や人間関係に苦しむと思う
仕事が絡んできたら尚更キツイのだろう

個人的には途
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.7

色々な要素で刺激が強すぎる
人を殺してしまった後に夢で見そうな映像

新劇場版を観てからの鑑賞だったが、このような終劇パターンも観れて楽しかった
難しすぎるけどね

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

人は生きていく中で、様々な場面で「愛」に触れる。そして愛に触れる回数は多く、それは次第に当たり前のものとなっていく。当たり前のものの価値を再認識するのにはとても時間がかかる。人生全てを賭けても知ること>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.1

皆が口を揃えて理解出来ないと言うけれど、primeドキュメンタリー調番組で庵野さんは「伝わらなきゃ意味が無いよね」と発言していた
独りよがりにアウトプットしている訳ではなく、伝えようと試行錯誤している
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.4

それこそ本当に小学生の頃、金曜ロードショーでエヴァンゲリオンを観た記憶がある

クライマックスのシーンだけ覚えていて、他は何も覚えてないし意味もよく分からなかった

今回、この「破」を観たのは
庵野秀
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.1

primeで庵野秀明ドキュメンタリーとアニメを観た後、遂に映画版へ

アニメ版よりも随分アップテンポで話が進むし、ちょこちょこ説明のない部分もある

それでも、映像は美しいし
ドキュメンタリーで庵野さ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

3を見終わってからまとめてレビューする

と思ったが、サブスクではオリジナルの3を観れなさそうので取り敢えずここまで感じたことを。

確かに音楽や映像の画角、緩急の付け方など美しくありながらも見る人を
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

監督の脳内は、おそらく映画という芸術表現でしか表現しきれなかったのだろう
と思わされる作品

現実描写の中に、少しばかりヘロイン中毒者の世界が垣間見えたり、少しヒステリックな描写があったり
良くも悪く
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.8

3DCGと聞いていたが、あまりのグラフィックの綺麗さと迫力に感動

冒頭シーンでこれまでの戦闘をダイジェストで放送していたのが、良かった...
今までの名シーンを新しい作画でみれる喜び...

ドラゴ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

一々お洒落な映画
脚本構成が立体的というか、多次元的で面白い、見ている途中で時系列が交錯してくる
一見、異質な脚本に見えるけど、自分達の生きている世界もこういう世界線の交じり方で成立しているよね、そう
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

カウンター的作品ばかり見てきたけど、これぞ人間が心から熱狂した映画というエンターテイメントかもしれない
私は小さい頃、鉄道に夢中だった。いつも両親に踏切まで連れてってもらい、何度も同じ車両を見ては興奮
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トップガン(1986年製作の映画)

3.8

どうやら明日見に行くことになったので、予習です

いわゆるド直球な格好いいを貫く作品
今のエンタメに比べたら、決して捻りは無いけれど清々しいほどの格好良さをぶつけられるから好きな人は本当に大好きになる
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

実写化映画の中では個人的に好みの作品

キャスティングが意味わからんくらい完璧で、実写化映画あるあるの「変に実写化してるな感」が殆ど感じられない
(のだめの後だから尚更)
独立したひとつの映画として見
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

この映画が20世紀に作られているのか、驚く程に新しいな

あぁ〜喧嘩してぇ、街中で勝手気ままにゴルフしてぇ〜ってなる、
嘘ですダメです絶対に

編集・映像表現が兎に角格好良く、冷蔵庫の爆破原因であった
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のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

3.0

箸休め
たまにはこういうのもいいよね①

最初は、のだめの演技やキャスティングに違和感があって慣れなかったけど段々慣れてきた
ベッキーとウエンツ出てきた時笑っちゃったよ、カレーや進級試験の演出も振り切
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

コメディの持つ面白さやパワーを色んな視点から楽しめる映画だった
シリアスな戦争映画の世界をここまで変えられるコメディの凄さよ
ユーモアや笑いは本当に人の心を豊かにして人を支えてくれるなあ

お調子者の
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.3

GWの昼下がりに鑑賞
深く考えず素直に楽しめる.素敵な気分になれる映画だった
モノクロームではあるが、見ている内にスクリーンには色彩が宿っていて決して古さを感じさせなかった
オードリーヘップバーンの美
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

クレイジーすぎる、置いてけぼり感が否めない
思想的・概念的な要素が強すぎて好き嫌いが別れると思う.自分はあまり好きな方ではなかった
台詞が少ない分、映像構図やサウンドなどの拘りはあるがどうにも見せよう
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

多忙を言い訳にして中々映画を観れていなかった最近.映画モチベがグッと高まっている中で観た作品
モチベ高いから感想も長いです

衝撃作すぎた、かなりハイカロリーですね
何から書いていいのやら分からない
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典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

3.5

見ながらずっと違和感を感じてた映画だった
何かが歪んでいた気がする
どこまでがリアルでどこまでがフィクションなのかの境界が凄いボヤボヤしていたからだろうか
お坊さんの演技もぎこちなく、いくら仏道に身
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国道20号線(2007年製作の映画)

3.5

パチンコスロット、消費者金融、ドンキ、ラブホテルで完結してしまう人生
自分とは恐らく対極の暮らしであるが、それは近くもないが決して遠い存在でもない
リアルであった
黒いスプレーをビニールに吹きかけて
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.1

盗聴越しに「善き人のためのソナタ」を聴いたヴィースラーが悪者になれなくなり、密かに東ドイツ反体制派に手を貸してしまうストーリー

抑圧の中に生まれる心の自由 芸術だけがこの世界の中では自由をもたらして
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