このレビューはネタバレを含みます
タイラー•ダーデンがかっこいい。
ブラットピットが最も輝いた作品の一つと言えるだろう。
パッと男の極みのようなタイラー•ダーデンは主人公の抱く理想の人物像、幻想である。エドワードノートン演じる大手自動車会社勤務の主人公もまたタイラー•ダーデンであるということになる。
オチを言ってしまえは主人公は二重人格。一回観ただけでは全てを理解することが出来ない。ブラットピットとエドワードノートンの2人が主人公。
本作には7回ものサブリミナル効果の演出が含まれているようだ。僕は殆ど気づくことが出来なかった。
マーラという名の闇堕ちしたような女がいる。激しいセックスを好むマーラは毒マムシと罵られるシーンがある。4つ5つの使用済み極太コンドームが便器の中に浮かんでいるのが映るが、勇ましい男タイラーの強さがわかる。
当時のブラットピットは既に35歳。
世界1かっこいいアラフォーだと思った。
所々のギャグも冴えるし、かなり面白い作品だと思う。