内田

ファイト・クラブの内田のレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0
「おすすめ映画は?」と聞かれた時に自信を持って勧められる作品。
初めて観た時の衝撃は未だに忘れられない。観終わったあと、すぐに「もう一度見たい!」と思えた。私が映画を観てきた中でそう思えた作品は『ファイト・クラブ』ただ一つだけだ。
初めて観賞してから半年後、もう一度観てみた。今まで謎だった発言がすべて理解できて、更に面白く感じた。
話が難しすぎず、でも一筋縄ではいかない。この絶妙なバランスに私は心惹かれたのだ。
ストーリーはもちろん最高だ。しかし他にも評価すべき点がたくさんある。
題名に相応しいガツンとくるオープニング。
どこを切り取っても絵になる構図。
独特な言い回しなのに不自然に感じないセリフ。
何と言っても、エドワードノートンの演技力はすばらしい。複雑な「ぼく」を演じられるのは、彼だけであろう。
数々の面白いと思える映画に出会ってきた。でも、ストーリーと共に音楽、配役や色使い、そして構図。
こういう部分でも引き込まれる作品に出会ったのが、本当にこの作品が初めてだった。映画であると共に「芸術作品」でもある。そう思わせてくれる作品だった。
この作品は2時間半?くらいだけど、それも一瞬に思えるほどの素晴らしい作品だ。まだ観たことない人は是非観て欲しいし、観たことある人はまた観て欲しい。ずっと大好きです。
内田

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