エリーン

ファイト・クラブのエリーンのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0
未だにタイラーの衣装がメンズ服として一定の需要があるのが、映画の「わたし」の究極の憧れ像を更にリアルに裏打ちしている。あのスケスケhustler服とか、謎の骨盤丸見えセクシーピンプスーツとか、ポルノのコラージュのタンクトップとか、男の理想が詰まってる。
ブラピこれでオスカー取れなかったらどうなるのってくらい素晴らしかったので、ワンスアポンアタイムでオスカー獲れて良かったです。
エドワードノートン良い役者だよな。あとヒロインのチョイスが最高すぎる。
ファイトクラブがグループ化してゆく過程はまさに宗教の過激派の編成過程を予言しているし、911よりずっと前に最後のビル崩壊シーンを取り入れていたことで、アメリカにあった誰もが見ないようにしていた綻びを誰よりも先に抉り出していたと思う。
故に公開当時は批評家から酷評されたということで、この映画が早過ぎた、ということになる。
エリーン

エリーン