キヘンニカミ

ファイト・クラブのキヘンニカミのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.5
なるほど確かにどんでん返しで最後はあっと驚かされた。そこからのテンポもよくラストは独特の雰囲気。笑
まぁ伏線というよりはミスリード多めで個人的にはそこまでなどんでん返しでした。

それよりもメッセージ性がなぁ。。
観ていてこの映画何を伝えたいんだろうと終始考えていたけど、最後まで分からなかった。
キャラクターを楽しむならタイラーのカリスマ性がもっと欲しかった。あれだけの軍団を率いているのだから。
印象としては細部が曖昧で、もう全てが現実逃避末の誇大妄想にしか見えない。

セブンでの「肩を叩く程度では真剣に話を聴いてもらえない。ハンマーで叩かないと」や今作の「銃を突き付けられやしない限り駄目なやつは動きはしない」などの皮肉が効いたデヴィッドフィンチャーの表現はかなり好きですね


バイオレンス描写は全く魅力を感じませんでした。