フィンチャーの才能、魅力が爆発している傑作。
暴力を助長する映画 みたいな批判や誤解は多いのかもしれないけれど映画ファンの支持が多いのも事実。一度は観てほしい作品。
本編でも話に出てくるサブリミナルカットを実際に入れたり、壁や床を通り抜ける独特のカメラワークなど、内容と同じくらい斬新で攻めてる映像もたまらない。
タイラーが店員に対して叶えたかった夢を再度目指してなかったら殺すと脅し、明日から彼の人生は変わると言うシーン。自分を中々変えられない身としては、そんな状況を待っているのかもしれないと考えさせられる。タイラーはどこにでもいて、誰もが望んでいる存在なのかもしれない。
何度も観ているこの作品だが自分は吹替で観ることが多い。ノートンは大好きだし素晴らしいけれど、平田広明さんの声・演技も大好きだから。モノローグが多いこの作品だからこそ堪能出来るところも好き。
