ささのは

ワイルド・スピード/ジェットブレイクのささのはのレビュー・感想・評価

3.8
徐々にスケールアップしてきたシリーズも9作目。

ジャスティン・リン監督が復帰した(6作目:EURO MISSION 以来)今作は、ハンの死、その後のショウとファミリーの関係に対してファンの間で起こった#JusticeForHan(ハンに正義を)という動きに応える形でのハン復帰、それをどう描くかも注目されていた。(まぁ納得出来るものだったと思う)
ハンの物語はリン監督とともにあったので、このタッグの復活は嬉しかった。

TOKYO DRIFT(個人的には大好き)は最初こそスピンオフ的な立ち位置かと思いきや、今となっては要とも言える物語として存在していると思う。
以降壮大なサーガへと成長させていった監督の手腕は評価、信頼出来るものだ。過去の清算を含めた完結へ向けての軌道修正的な意味合いも持つであろう今作を託すには他に居なかっただろう。

新たにドムの弟・ジェイコブの登場でトレット家の因縁を描き、自然な流れでミアも復帰させたことで今後の展開の可能性を広がったと思う。

総じて相変わらずツッコミどころ満載のやり過ぎ感はご愛嬌。

ジャスティン・リン監督にとっては、ポールが亡くなって以降初のメガホンとなったわけで、今作で描いたポールそしてブライアンへの想いに胸が熱くなった。

次回作も楽しみだ。
ささのは

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