あやぱんまん

悪人のあやぱんまんのネタバレレビュー・内容・結末

悪人(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

誰かにとっては悪人でも誰かにとっては大切な人かもしれないとはよく言うけど、それを改めて考えさせられる映画だった

世間から見た裕一は紛れもなく悪人だけど、光代と過ごす裕一を見てるとそんな風には思えない。(人殺しは駄目だしそこを擁護する気はないけど)

出会いとかタイミング、きっかけ次第では、意外と誰でも裕一みたいに悪人って言われるような人になってしまうのかもしれない。

そうなってしまわないためにも、大切なものとか大切な人、失いたくないものって人にとって必要だな〜と思う
そんな簡単に出来るものじゃないから難しいけど…
失うものが無いとなんでもできるって言うけど、それで何か成し遂げる、成功するとかじゃなくて悪い方向に出てしまう可能性もあるって考えると怖いよね

人の噂ってその人のほんの一面でしかなくて、なんなら本当かどうかもわからないから、本当の意味でその人がどういう人なのかって直接自分が関わらないとわからないんだなと思う

最後に光代を守るために首を締めた裕一の優しさに泣いた