アッコ

悪人のアッコのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
2.7
行き場のない男女の逃避行。
よくあるパターン。
孤独な二人が惹かれ合う。
これもよくあるパターン。
主役の二人に何故か感情移入出来ない。
殺人を犯した妻夫木が悪人なのかと問いたいのだろうが、どんな悪人だって殺していいことにはならない。殺された満島ひかりが悪人なのか、ただ男に弱いふつうの女の子だ。
映画の登場人物の中に誰も悪人はいない。
孤独な人や傲慢な人、弱い人はいるけど悪人とは言えない。
怒りを抑えられずに殺人を犯した妻夫木は、やっぱり悪人だと思う。
樹木希林と柄本明の悲しみだけが際立っていた。うまい!
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