しゃしゃもし

悪人のしゃしゃもしのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
4.9
李相日作品、外れないなー。

どうしようもない登場人物達によって、物語はこれしかないと言える展開で進んでいく。予想通りの登場人物達の行動に、それでも心揺さぶられた。
その理由は、登場人物が切実に生きていたからだと思うし、自分もそれくらい切実に生きるべきだと感じさせられた。

深津絵里がこの中でも一番感情移入できた。追い込まれて追い込まれてとる行動が、切実でリアルだった。

樹木希林の懇願、岡田将生にすがりつく柄本明、届かない手、ラスト、全部泣けた。
でも一番はバスの運転手がめっちゃいいやつだったところ。
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