一人一人の俳優の演技がすごい!
どの演技もその人物の特徴がうまく現れていて、しかもそれが観ている側にかなり伝わってくる。
妻夫木は妻夫木ではなく殺人犯にしか見えてこない。深津絵里は冴えない女にしか見えない。岡田将生はどうしようもないクズ人間にしか見えない。
今まで演じたキャラとか、その俳優とかのことがよく頭に浮かんだりするけど、この映画はそんなことはない。もうそれにしか見えない。
あとは樹木希林の演技がほんとに泣かせてくる。マスコミに追われる姿とかこっちも本当に悲しくなるし怒りがこみ上げてくる。
悪人とは誰なのか。もちろんその殺人犯なんだけど、その殺人犯を生み出したのは誰?お母さん?おばあちゃん?それとも、、、
最後に柄本が言ってた話が物語の本質なのかなと思った。
これは考えさせられる。
愛ってなんだろうか、と。