このレビューはネタバレを含みます
小さい頃TVでやってたのチラ見してなんの映画だったっけ?ってのが結構あるんだけど、コレがそうだ!見つけた!と思って観始めたんだけど全然違ってたw
『黒ん坊が嫌いだ』と書かれた看板を持って黒人たちの元へ行く、ってシーンがこの映画だと思ってた。
調べてみたらそれは『ダイハード3』でしたね。今度観ようっと。
大富豪の戯れの罠にハマりセレブのウィンソープと貧しいビリーの立場が入れ替わる話。
『人格形成に重要なのは環境か素養か』の賭けで行われたこの実験だけど、そもそもまずこの実験自体が強引にもほどがないか?っていう。
その実験が始まるまでの説明描写も冗長だし入れ替わった二人の様子も特に見どころなし。
ウィンソープはオフィーリアとの絡みがちょっと気になる感じだったけど、それまで浮浪者のようなことやってたビリーがいきなり社長業務をサクっとこなし初の株取引で功績をあげるのも無理がある。
地頭が良かったのかもしれないけど、そのような描写はなし。
ウィンソープを陥れる手口も全く知的さを感じない。
ゴリラの伏線は長ったらしい割にはしょうもない使われ方。
コールマンもしれっと戻ってくるし、二人が結託する様子ももうちょっと丁寧に描写してほしかったし。
ツッコミどころと抜けが多い脚本だなぁ。
コメディ要素も笑えず、殆ど魅力を感じなかったちょっと残念な1本でした。